ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
今日は茨城工業高専(勝田高専・茨城高専)の合格発表でした。
今年の受験生は一人でしたが、今年も合格しました!
おめでとうございます!
実質競争倍率2倍近かったのですから、合格したことは大したものです。
自己採点では点数が足りない感じで、日頃の勉強の様子もイマイチでしたので、内心、「合格は厳しいかもしれない・・・」と思っていました。
でも、フタを開けてみれば、合格です。
高専の場合、県立入試とは違って、内申点・通信簿の比重は2割程度しかないので、私立入試に近い入試制度なのです。
マークシート形式も、私立入試と同じです。
ここ数年の急激な変化で現在では水戸周辺の私立で水城高校だけがマークシート形式になってしまいましたが、以前は、私立入試といえばどこもマークシート形式だったものです。
茨城統一テストの合格判定も、新教研テストの合格判定も、日頃の勉強の様子も、自己採点の点数も、全部イマイチだったのに、結果は見事、合格。
なぜか?といえば、
入試というのは、競争試験だからなのです。
高専の志願者の中には、県立高校入試の完全な記述式を嫌って、マークシート形式の高専を受験した人もいると思われます。
どういうことか?というと、
記述式の怖さというのは、本人だけが正解できたと思っていても、採点官の目から見れば不正解、ということがよくあるからです。
薄すぎて読めない、汚すぎてマルにできない、誤字でバツになる、など、記述式の方が採点基準が厳しい。
過去の高専の受験者に、ほぼ誰も読めない程、文字が汚いのに合格した、という人がいました。
記述式では100パーセント不合格でも、マークシート形式なら、合格できる。
それほど、現在の高専の入試は、昔の私立型だといえます。
また、高専は国立なので、県立高校入試とは違って、通信簿の点数をほとんど見ない。
ということは、通信簿が悪い人にも互角に戦える、という点からも、現在の高専の入試は、私立型だといえます。
まずは、高専合格、おめでとうございます!
受験予備校常勝から高専を受験した人は、ここ数年ずっと、全勝です。
でも、県立入試は、全く異質な入試になります。
茨城県立入試は、3年間の通信簿の合計とテストの点数と「クロスさせて」合格者を決めますので、3年間の通信簿が良かった人に有利になります。
過去の受験生でも、3年間の通信簿がオール5という人がいましたが、こういう人は、入試当日は失敗して、合格者の中で最低の点数しかとれなくても、合格してしまいました。
ほぼ、誰もが不合格を確信する自己採点結果でした。
でも、フタを開けてみれば、合格。
記述式なので、自己採点ではトップ合格のはずなのに、不合格だった人もいました。
理由は簡単です。文字が汚すぎて、実際の採点では、マイナス100点だった、ということ。
採点者は他人なのです。その他人が判読できない文字では、得点になるワケがありません。
ただし、県立入試も、競争試験です。
他のライバルよりも「マシならば」合格できます。
それは、フタを開けてみなければ、分かりません。
自己採点では不合格かもしれない。
でも、合格した。
そうなった理由は簡単です。
他の受験者よりも、あなたの方が、まともだったのです。
それが競争試験です。
相対評価の世界です。
茨城県立入試まで、あとわずか。
ベストを尽くしましょう。