県立中学の入試問題はものすごく難しい。
茨城県教育委員会が作成した問題で、
「教科書に書かれている内容だけで合格でき、
茨城中学や難関私立中学などのような難問奇問は必要ない」
というのが建前なのですが、
なるほど、
教科書に書かれている知識だけで合格しうる内容なのですが、
公立小学校の授業程度の学習では全く得点できない出題内容です。
なぜかというと、
茨城中学や難関私立中学などのような特殊な知識が無くても良い問題なのですが、
公立小学校の授業程度の勉強では不可能な「情報処理能力」が求められているからです。
簡単に言うと、
公立小学校の授業程度の勉強の5倍から10倍の「情報処理能力」がなければ
水戸一高・日立一高・土浦一高には、
合格できないでしょう。
繰り返しますが、
茨城中学や難関私立中学などのような「特殊な知識」が必要なのではなくて、
5倍から10倍の「情報処理能力」が必要なのだ、
ということです。
公立小学校の授業程度の勉強では
永遠に、その能力は身に付きません。
では、合格する人はどんな勉強をしたのかというと、
実態の部分では、
茨城中学や難関私立中学などのような特殊な知識が求められるような激しくクレイジーな勉強を数年間してきた人が、
合格したのだと思います。
ストレートに言えば、
小4から茨城中学や難関私立中学などに合格しようと激しい勉強をやってきた人が、
結果的に茨城中学や難関私立中学などでなく、
水戸一高・日立一高・土浦一高に入学することにしたのだと思います。
おそろしいことに、
私立中学も県立中学も片っ端から合格したような人たちだ
ということです。
なぜそういうことが起こったのかというと、
入学定員が少ない上に競争倍率が高いので、
小4から茨城中学や難関私立中学などに合格しようと激しい勉強をやってきた人が
「総獲りした」結果、
教科書に書かれている内容だけで合格しようとした人が負けることが多かった
ということだと思います。
圧倒的な実力差だ、ということでしょう。
水戸一高・日立一高・土浦一高に合格するためは、
公立小学校の授業程度の勉強の5倍から10倍の「情報処理能力」を身に着けなければならない。
そのような圧倒的な実力を体得するため、
茨城中学や難関私立中学などに合格しようとする人たちのように、
長期間、長時間、激しい勉強を続けなければならない。
一般の人には信じられないでしょうし、
クレイジーに見えるでしょう。
でも、水戸一高の世界はクレイジーであり、
昔から今に至るまで、一般の人には信じられない世界なのです。
受験が近いから長時間の激しい受験勉強をするのではなくて、
そういう生活を大学受験まで続ける
ということなのです。
受験だから一時的にやる、のでは「無い」のです。
数年間、ずっと、毎日続けるのです。
だから、ほとんどの人には「できない」のです。
逆に、できた人は、もしかしたら一生、そういう日々を送るのです。