ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
私が小学生のときは、漢字練習が大嫌いでした。
だから、小学生が「漢字練習が大嫌いなんです」と言うのは、気持ちが分かります。
でも、それは、漢字練習がどういう意味や目的をもつのか?
誰も説明しないから、ただの苦行にしか感じないから、だと思います。
小学生は、小学校の内容しか経験がないので、たとえば漢字練習が全てなのです。
でも、中学校に入ると、1年間で覚えなければならない知識は1教科あたり2倍以上に膨れ上がります。
しかも、すべての教科で、です。
さらに、ほぼ全員が高校に進学するので、高校はというと、
高校は学校ごとにピンからキリまでありますが、大学進学する進学校であれば、1年間で覚えなければならない知識は中学校の3倍以上になります。
何が言いたいのか?というと、
漢字というのは、要するに「言葉」なわけで、小学生は言葉を知らないわけです。
「考える」というのは言葉を使ってやりますから、「言葉」を知らなければ、「考える」ということができないのですね。
で、考える元となる漢字=言葉が、中学生になると倍以上、高校生になればさらに4倍、つまり、小学校の8倍ぐらいの内容を、3年後ぐらいには勉強して覚えていかなければいけないのです。
こういうことが分かっていれば、「漢字練習が大嫌いなんです」などというのは、これからやっていく勉強全体が嫌いなんです、というのと同じようなものだ、ということになりますよね。
そもそも、勉強の9割ぐらいは「覚える」ですよね。
そうでなければ、考えること自体ができない。
「解き方」だって、覚えていなければ解けません。
というわけで、漢字練習というのは日本語の「言葉」「語彙」なのです。
勉強の初歩の初歩、ですね。
というわけで、小学生は、漢字練習しましょう。