ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
赤ちゃんは立つこともできないのに、立つことができるようになった。
さらに、歩くことができるようになって、自転車に乗ることもできるようになった。
幼稚園に入って、ついこの間までしゃべることもできなかったのに、平仮名・カタカナが書けて、足し算などの計算ができるようになった。
小学校に入って、去年よりも難しい文章が読めるようになった。
子どもの成長は、去年よりもぐんぐん、新しいことができるようになるので、成長したなあ、と実感することになりますね。
数年前はオムツをあてていた子供が、今では難しい漢字が書けるようになった。
・・・それが、親の感覚でしょう。
その基準は、以前よりも成長した、ということだったのですね。
ところが、中学校に入ると、基準が変わった。
それは、以前よりもできるようになったかどうかということではなくて(そんなものは当たり前で誰でもそうで)、
他人と比べてどの程度できるのか?というように、基準が、他人になった。
そしていつのまにか、テストだらけになって、テスト勉強もテストそのものも、締め切りに追われるようになった。
基準が、本人の過去ではなくて、学校とかライバルとか、締め切りになった。
できなかったことができるようになるだけでは、評価されない。
大事なことは「時間」である。
いつまでに、どの程度まで、できるようになるのか。
そうなると、上手な「時間の使い方」を学ばなければならなくなった。
義務教育の最終段階である中学校では、過去の自分よりも成長したという基準だった小学校とは、基準が変わったということに、気付かなければいけなくなった。
できれば、小学校の高学年になるよりも前に、大人の基準に切り替えた方がいいと思う。
マイペースは、通用しない。