ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
大学の入学定員の1.1倍とか1.2倍とか、割増合格を極限まで少なくするように文部科学省が私立大学に圧力をかけていますけれども、こういう状況はまだまだ続くと思われますね。
その結果、割増合格で大量に合格者を出していたからこそ、私立大学が超難関私立大学とか国公立大学の滑り止めとしての機能があったわけで、
割り増し合格が無くなってしまっては、滑り止めの意味がなくなってしまったので、学力が高い大学受験生が下に下に降りてきているというんですね。
その結果、難関私立大学だけではなくて中堅どころの私立大学の競争までが激化して、数年前であれば当然合格したであろう受験生たちが、今年はバンバン落ちまくったと言うんですね。
言ってみればドミノ倒しの現象が起こっている。
全国的に知名度もあまりないような私立大学は、知名度がないがゆえに定員を割り込んで「大学全入時代」などと言われていましたけれども、そういった人気がない大学に、中堅どころの私立大学を第一志望にする大学受験生が、流れて行こうとしているわけですね。
要するに文部科学省の狙いとしては、私立全体のレベルアップなわけですね。
私立大学に対する補助金を与えるか与えないか、という、私立大学の経営の根幹に関わるところに圧力をかけることで、 ゆとり教育の影響と少子化の影響によってゆるゆるになってしまった私立大学を、立て直そうとしているわけですね。
現実的な問題として、受験生の立場で言えば、
よほど経済的な余裕が有るというのならばともかく、
できるだけ少ない教科でできるだけ受験勉強せずにできるだけ楽をして私立大学に合格できればいいやと言ったような安易な選択をせずに、
できるだけ早い段階から、国公立大学を受験できるような体制を整えておく、ということが大事なんだと思います。
国公立大学にはもともと割増合格というのはないわけですから、しかも国公立大学の場合には5教科7科目が必修になるわけですから、5教科7科目の勉強をきっちりやって、現役で順当に合格することを考える。
それが、最も良い勉強方針なのだと思います。
そのためには、高校1年生のうちから、毎日勉強するという習慣を作り、後から挽回しようなどという都合の良いことは考えない。
大学受験は、高校受験のように甘くないのです。
文武両道みたいなことを学校の先生は言いたがりますが、それは、多くの人にとってはキレイゴトです。
部活によって、勉強に向けるべき体力と気力を奪われても、誰も同情しないのです。
はっきりしているのは、やるべきことを積み上げてきたのか、来なかったのか、それだけです。
テストの直前だけ一夜漬けで勉強して乗り切る、みたいなことばかりやっていたら、常に苦しい経験だけを繰り返すことになって、しかも、実力は永遠につかない。
短距離走よりも、長距離走で勝つことを考える。
それが、大学受験の成功のためには、必要になるのです。
5教科7科目の勉強を毎日、計画的に、きっちりやる。
といっても、一人で継続するのは、並大抵のことではありません。
多くの人にとっては、それもまたキレイゴトです。
だから、伴走者が、必要になります。
それが、受験予備校常勝です。