ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
今日は
茨城県内の私立高校の推薦入試を統一的に行う日
ですけれども、 今年度の場合は私立高校を推薦で受ける人はいませんでした。
私立高校の推薦入試が終わると、今度は茨城県水戸市周辺や茨城県日立市周辺の私立高校が一斉に一般入学試験を実施しますね。
明秀日立高校、茨城キリスト教学園高校、茨城高校、水城高校、水戸葵陵高校、水戸啓明高校、常磐大学高校、 大成女子高校、水戸女子高校、岩瀬日大高校、といったところがひたちなか市や那珂市の中学生が現実的に通学できそうな範囲の私立高校ですね。
過去には茨城県外の高校を受験した中学生もいましたけれども、ほとんどの中学生は水戸市内か、あるいは日立市内の私立高校を、ほとんどの場合は滑り止めとして受験してきました。
1月の中旬から下旬にかけて毎日のように私立高校の一般入試が続き、その合格発表が1月の下旬に続きますから、今月末になれば「まずは合格おめでとう」ということですね。
その1ヶ月後には茨城工業高専の入学試験があり、いよいよ3月5日には茨城県立高校の一般入学試験が行われるわけですね。
高校入試の受験勉強と言うと、過去に出題された実際の入試問題、いわゆる過去問を 誰でも解くと思います。
今は私立高校の直前の時期ですから、まずは自分が受験する私立高校の過去の問題を解いている受験生が多いのではないかと思います。
本屋さんで私立高校の過去問を買ってくると、3年分から5年分ぐらいの入試問題が載っているので、普通は3年分から5年分ぐらいを解いてみる人が多いでしょうね。
実際に過去問を解いてみると分かるのですが、簡単な問題と標準的な問題と、いわゆる応用問題と、混ざっているわけですね。
どうしても応用問題は難しいので、そう簡単に正解できることはできないですよね。仮に正解できるとしても、今度は計算のための時間がものすごくかかってしまって、時間が足りなくなってしまうなどということがあると思います。
そういうわけですから、躍起になって、いわゆる応用問題にかじりつく人もいるかもしれませんが、優先順位から言えば、そういう問題に取り組むよりも先に、もっと簡単な問題とか標準的な問題が、どれだけ正確に正解することができるのか、そっちの方が優先順位が高いわけですね。
今まで長期間、そういう簡単な問題とか標準的な問題を百発百中にするような訓練を積んできた人は、誰もが苦労するようないわゆる難問に時間を割くことが正解ですけれども、そういう人は非常に少数派なのが現実で、
ほとんどの人は、一見簡単に見える問題とか標準的な問題の正解率自体が、実はものすごく低かったりするんですね。
そういう状況というのは、実際に問題を解いてみればわかることで、もしも入試問題の中の比較的簡単に見える問題が正解できない状況だとすれば、緊急にやらなければならないことは、そういう一見簡単に見える問題が正解できる状態にするということ、だと思います。
つまり、解き方をよくよく確認するとか、間違った字で書いていないかどうか確認するとか、今までよりも見直しを慎重にするとか、そういうことがまずは大切ですね。
その上で類題を解いていってみる。 現実的にはそういうことで、
得点を増やすことを考えるよりも先に、失点を減らすことを考えた方が、総合的な点数は良くなるんですね。
ということで、無理っぽい問題に無駄な時間を割くことよりも、できそうな問題に時間をかけて確実に得点することを考えましょう。
このことはテストの真っ最中についても言えますし、テストまでの受験勉強の期間についても言えることですね。
要は、自分の実力に応じた問題に集中的に時間を割くのが正しいということですね。
中学生の受験生にとっては、初めての受験ということもありますので、私立高校の入試の段階ではまだ不完全な状況なのはやむを得ないと思います。
でもまだパーフェクトではない状況だということはどの受験生も同じですから、実力以上のことを出そうとするよりも、実力を出し切って実力を正当に高校側に評価してもらうということを考えた方がいいでしょう。
例えば予想外の問題が出題されてしまうとか、想定外のことというのは起こり得るわけですから、究極的にはどこまで行っても完璧というのは難しい。
ですから完璧を目指すというよりも、
まずは持てる力を全部出し切って、 高校の先生に実力を正当に評価していただく、ということが大事
だと思います。
その結果を踏まえて、特待ランクが思うようであったとしても思うようでなかったとしても、本命の高専や茨城県立高校入試で大成功できるように、可能な限りの準備を整えていく。
そう考えれば、私立高校入試というのは、会場模擬テストのような位置付けだ、というふうに思っておいた方が、結果的には一番うまくいくのかもしれません。
というわけで、冬期講習は1月7日に終わりましたけれども、高校受験生にとっては私立高校の合格を勝ち取るまでは安心できないでしょうから、まずは私立高校の合格を勝ち取るまで、最大級に頑張っていきましょう。