ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
国語の読解力をつけるために、国語の問題を解くということは誰でもやりますけれども、正直言って国語の読解の勉強というのは、あまり楽しいものではありませんよね。
そこで、たったの100円で、しかも楽しく国語の読解力をつける方法があるとしたら、知りたいと思いませんか?
ということで、国語の読解力をつける方法ということですけれども、まずは古本屋さんに行けばいいのです。
Amazon などのネット通販をよく利用する人の場合は Amazon などの古本でもいいんですけれども、まずは古本屋さんで自分が興味を持てる内容について書かれた新書を買えばいいのです。
新書というのは、岩波新書とか講談社現代新書とかシリーズで出ているものですけれども、読んだことがない人のために説明すると、文庫本よりは一回り大きいんですが厚さは文庫本ぐらいのポケットに入るぐらいのサイズの本です。
なぜ新書がいいのかと言うと、まずは安いということです。
定価でも500円ぐらいで古本だと100円ぐらいでよく売られているようです。
次に、書かれている内容が、自分が興味が持てる内容であるということです。
例えば、恐竜について書かれた本とか、自動車について書かれた本とか、宇宙について書かれた本とか、雑誌のようなあらゆるテーマの内容が書かれているので、まずは自分が興味が持てる内容の本を買えばいいのです。
インターネットやスマホが普及した現在では、ネット上にも文章が溢れかえっていますけれども、正直のところ、書かれている内容が本当なのか本当じゃないのかというのは、なかなか判断がつかないものです。
専門家に意見を聞くと、本当のことと間違えていることが半々だ、などという意見もあります。
そういうわけですから、ネットで書かれている文章は「話半分」ぐらいに思いながら読む必要があると思うのですが、その点、新書の著者というのはその道の専門家で、一流の人が素人の一般の人向けに、しかも中学生でも理解できるような優しい文章で書いているわけです。
評論家とか、科学者といったような人たちですので、基本的に文章がとても論理的です。
その上、編集者が読みやすくしてくれていますから、専門知識が全くなくても、専門的な内容について理解ができるように書かれているのです。
まずはその新書を100円で買ってきて、もちろん新品であれば500円ぐらいしますけれども、片手にマーカーとか赤ボールペンなどを用意します。
そして、文章の中のキーワードとか大事だと思うところとか、そういったところにどんどんマーカーで色を付けて行ったり、赤ペンで傍線をつけて行ったりするのです。
読みながら、疑問に思ったこととかツッコミを入れたくなったこととか、そういったことも余白のところにどんどん書き加えていきます。
そうやって、積極的に本を汚しながら読んで行くのです。
元々興味を持って買ってきた本ですから、興味を持って楽しみながら読んでいくことができると思います。
専門家が素人に分かりやすく書いてくれている文章を、要約しながらじっくりと読んでいくのです。
「精読」という言葉がありますけれども、マーカーや赤ペンなどで線を引きながら読んでいくというのは、一文字レベルまで読んでいくということになりますから、本当の読解になります。
欠点があるとすれば、インターネット上の無料の文章とは違いますので、100円ぐらいとはいってもお金がかかるということがありますが、その代わりに、リアルな紙に印刷されてしかも厚みがあるちゃんとした本ですから、紙に書かれた文章を徹底的に読み込むという訓練には、とてもなります。
テストというのは紙に印刷されていますからね。
また逆に、自分の意思でお金を払って手に入れた本だという認識があれば、それ自体が読まなくちゃいけないというモチベーションにもなってきます。
読解力をつけるための目的でやっていることですから、積極的に線を引き、積極的に要約などを書き込んで行って、「汚しながら」読み進めていくのがコツです。
たった100円で、しかも一冊を読み終えるのにそれほど時間がかかりませんから、楽しみを兼ねて、国語の読解力をつけたい人は、一度やってみてはいかがでしょうか。
以上、100円で楽しく国語読解力をつける方法でした。