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テスト 中学 中学生 考え方 高校入試

0.5と1.5では大差になる話

ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。

 

11月の下旬には期末テストがありますけれども、早い中学校ではもう期末テストの範囲表が出ましたが、遅い中学校は週明けに範囲表が出ると思います。

 

当たり前の話ですが、期末テストは何のためにやるのかと言うと、通信簿を決めるためにやるんですよね。

 

合計点を出して学年順位も出ますけれども、定期テストの目的は通信簿つまり5段階評価の54321を決めるということですね。

 

通信簿の3学期つまり学年末の5段階評価は、内申点として3年分の合計が高校側に提出されてテストの点数とともに入学試験の合格者を決めるために使われますね 。

 

ということは、1年生のうちから高校受験は始まっているのだということになりますね。

 

都道府県によっては、主要5教科と技能4教科の通信簿の 5段階評価に、傾斜・比重をかけたりしますけども、茨城県の県立高校入試の場合は全部均等です。

 

ということは内申点を良くしようとするのならば、通信簿の数学が5だとしても音楽が3ではいけないのですね。それでは音楽が5で数学が3の人と全く同じ評価になってしまうということですね。できれば数学も技術家庭も音楽も保健体育も片っ端から5にすることが、例えば水戸一高のような競争が激しい高校受験の場合には必要になってくるのだということですね。

 

通信簿を決めるためには中間テストと期末テストの点数が決め手になるわけですけれども、じゃあテストの点数さえよければ通信簿はよくなるのかと言うと、必ずしもそうではないですね。

 

例えば同じ90点を取っていた人がいて、 A 君は90点しか取っていないのになぜかいつも通信簿は5なのに、 B 君は同じ得点をとっているのになぜかいつも通信簿は4とか3だったりするんですね。

 

なぜそうなるのかと言うと、通信簿はテストの点数だけでつけるのではなくて、授業態度とか提出物あるいは実技の出来などによって総合的に決められるのですね。

 

保護者の時代の相対評価の通信簿のつけ方は、テストの点数だけではなく授業態度や提出物や実技の出来具合なども 考慮されたことは同じですが、54321のそれぞれに厳格にパーセント・比率が決められていて、生徒数によって5の人数と1の人数が同じで4の人数と2の人数が同じで残りが3というようになっていました。それが絶対評価に変わってからは、54321のそれぞれのパーセントや比率が厳格に決められていないので、通信簿の1がほとんどなくなって事実上通信簿の2が一番下のような結果となり、5や4が相対評価の時代よりも増えた、つまり通信簿の付け方が昔よりも甘くなったと推定されるのです。 極端な話が校長の判断によっては通信簿の5がやたらに多いなどということがあり得るわけですね。

 

つまり昔もテストの点数だけで通信簿を決めていたわけではありませんが、絶対評価になっている現在は、テストの点数だけではない上に、さらにその基準自体が厳密ではなくなって、言ってみれば「さじ加減」になったわけです。

 

学校や学年ごとにテストの出題範囲も問題の難しさも一定していないわけですからテストの点数自体が実はさじ加減になっています。一般的には中間テストは点数を取りやすく期末テストは若干点数を取りにくいようにして、通信簿をつけやすいように点数を散らすようにする、 ということがありますけれども、そこの中学校の3年生の450点と隣の学区の中学校の3年生の450点が同じ出来具合だという保証はどこにもないと言えます。

 

こうなってくると昔の保護者の時代の相対評価のパーセントが決まっていた時の方がまだマシだったということで現在の絶対評価は先生の気分次第で評価が決まると言ってもいいのかもしれません。

 

こういうことがあるので受験予備校常勝では「テストの点数は100点を取ることだけを考えなさい」というような指導をしていますけれども、生徒によっては80点を取るのが精一杯という状態の人もいるので、まずは提出物とか授業態度などを、通信簿の評価が上がるように意識的にやりなさいと指導しています。

 

通信簿の評価が高い人というのは例えば提出期限は何日ですと言われるとその日までに絶対に提出するし日々の行動がいかにも通信簿を5にしてほしいというような行動をとっているのです。 例えば先生が要求することに対して、いわゆる優等生の通信簿が5だらけの生徒は、 先生の要求以上のアピールをしたりします。要求1に対してその1.5倍を返したりするのです。

 

その反対に通信簿の評価が低い人というのは、提出期限は何日ですとはっきり言われているにもかかわらずその提出期限を守らなかったり授業中はいかにもやる気がないとか反抗的であるというような態度を見せたりするのです。それはまるで、私の通信簿をできるだけ下げてくださいと一生懸命アピールしているような感じです。つまり先生の要求1に対して、いつもその0.5倍を返すとかそういう感じなのです。

 

毎日毎日そのように、片や1.5倍で片や0.5倍というような行動を繰り返しているので、毎日1.5倍でやっている方はどんどんどんどん上がり続ける一方で毎日0.5倍でやっている方はどんどんどんどん下がり続けることになります。 そうなると、少しくらいテストの得点が良かったとしても、毎日毎日0.5、0.5とやっている人の方は、まあ誤差か気の迷いだろうぐらいにしか、とってもらえないわけです。 基本的に「さじ加減」の世界ですから。

 

実は同じことは、勉強している本人にとっても言えます。0.5、0.5とやっているような人は、いつまでたっても分からない・覚えられない・点数が取れない・やる気にならない・勉強ができない・成績が悪い・・・という状況が変わりません。その反対に、1.5倍1.5倍こうやって行く人は、分かるようになってきた・覚えられるようになってきた・点数が取れるようになってきた・やる気になってきた・勉強ができるようになってきた・成績が良くなってきた・・・と、 ウナギのぼりによくなっていくわけです。

 

中学生の勉強内容などというのは、人口50人しか住んでいないような小さな島でも同じ内容をやっている程度のことですから、要するに簡単なのです。その簡単な内容をA君は手抜きして行っている。一方同じ内容を B 君は5割増しぐらいに精一杯やっている。そうなるとそれを見ている先生の評価が A君は2でB君は5というように大差が開いてくるのは当たり前のことです。 テストの点数自体も、 A 君の方は良くなったり悪くなったりふらふらしているということになるでしょうが、B君の方は どんどんテストの点数自体が良くなるか、あるいはちょっとぐらい悪かった時があったとしても100点近い点数を取り続ける、 ということになりやすいでしょう。

 

分かりやすく0.5倍の人と1.5倍の人というふうに言いましたけれども、先生の要求の半分ぐらいしかやらないというのは、かなり出来の悪い人 ということになるのでちょっと極端ですが、 成績が中程度の人というのはほとんど全員、0.7倍とか0.8倍ぐらいしかやらないのが現実です。 つまり3割から2割ぐらい手抜きをしている人ばっかりです。 ほとんどの人がいつも手抜きをしているというのが、本当のところだと思います。

 

昔の人は他人の2倍頑張りなさいという風にわかりやすく言いましたが、 2倍頑張るのはかなり大変なことなので、1.5倍でもたいしたものだと思います。いや1.2倍でもかなり出来のいい人になれるでしょう。通信簿で5がつく人の中にもそういう人はごく少数だと思います。

 

いつも要求される以上のことをやり通す。これはなかなかできないことです。もしもそういう行動パターンが定着したら、その人の人生は安泰だと言っても言い過ぎではないでしょう。相手が学校の先生ではなくて上司だったとしても同じように行動したとすれば、 出世は間違いないだろうし給料もボーナスも上がり続けると言ったようなことになるでしょうから。

 

というわけで中学生のうちにどのような行動パターンを取るのかというのはその人のその後の人生を決定づけるとも言えると思います。できるだけ手抜きをしてできるだけ楽をしてできるだけ他人を出し抜いてズルをして 、といったような行動を繰り返してしかもそれがうまくいってしまうと、 その後の人生が大変でしょう。

 

テストに出そうなところだけ勉強するとか大事なところや苦手なところを集中的に勉強すると言ったようなことが当たり前のように言われていますけれども、 それだけしかやらないと、 できるだけ手抜きをする達人になってしまうでしょう。

 

成績が良い人というのは一般的に要領がいい人が多いと思いますけれども、要領が良くて能率効率が良いというだけでは、精神的に弱くて脆い人になってしまう危険性もあると思います。

 

テストの点数自体が目的なのではなくて将来の人生をより良くしたいということが目的だと思いますので、将来の人生をよりよくするという目的に合致するような指導をしていきたいと思っています。

 

将来の人生を良くするために合格する。将来の人生を良くするために通信簿つまり内申点を良くする。将来の人生を良くするためにテストの点数を良くする。将来の人生を良くするために勉強する。そうでなければならないと思っています。

 

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