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考え方

誰でも最初は赤ちゃんだった。

ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。

 

赤ちゃんは、「命」としての価値は数億円かもしれません。人命の尊さという点では、数10億円かもしれませんよね。

 

でも、赤ちゃんはウンチもおしっこも自分でできなくて、自分で食べるものを調達もできなくて、100%お母さんか誰かのお世話になるしかないのだから、社会的な使用価値・市場価値は、全く無いことになりますね。

 

それどころか、人間として当たり前のことができない、歩くことも話すこともできないのだから、

社会的な使用価値・市場価値は、まずは負債を抱えている状態、つまり、たとえばマイナス100万円の社会的使用価値・市場価値ということでしょう。

 

赤ちゃんは、負債を抱えている状態。誰でも、その状態から、スタートする。

 

まずは親などの世話になって、誰かのお世話にならなくてもよい状況まで、成長する。

 

ウンチもおしっこも自分でできて、言葉もしゃべれて、一人で歩けて、一人で食事できて、ここまで来て、ようやく社会的使用価値・市場価値がプラスマイナスゼロ円ぐらいになったことになりますね。

 

他人の世話がなければ生きられない、いわば負債を抱えている状態ではない、という意味で。

 

小学校、中学校と、義務教育の段階というのは、社会的使用価値・市場価値を、まずは5円ぐらいから50円ぐらい、そして100円ぐらい、と、上げていって、少なくともコンビニのアルバイトぐらいはできる程度、たとえば時給数百円程度にまで、自分の社会的使用価値・市場価値を高めていくことにあたるのだと思います。

 

勉強するということは、自分の社会的使用価値・市場価値を高めていくということ。

 

小学生の能力しかない今は時給5円ぐらいの市場価値・使用価値しかないが、勉強して知識量も経験値も上げることで、時給50円ぐらいのレベルになることができる。

 

中学生の能力になれば、たとえば時給100円ぐらいの市場価値・使用価値にレベルアップしたことになる。

 

高校生の能力になれば、たとえば時給300円ぐらいの市場価値・使用価値にレベルアップしたことになる。

 

勉強していくことというのは、そうやって自分の価値を自分で上げていく、ということだと思います。

 

なんでもかんでもお金で測れる、ということではなくて、お金で表現すれば価値を表しやすいからという便宜上のことで、まあ、単位は円じゃなくてユーロでもいいのですが、

言いたいことは、たとえば日本社会から見た個人の市場価値・使用価値ということなので、義務教育修了のレベルでやっと最低賃金の価値になれる、ということでもいいかもしれません。

 

勉強しないことというのは、自分で自分の価値を上げようとしないこと。

 

もしかしたら、退化するので、勉強しないことというのは、自分の価値を自分で下げていることにあたる。と思います。

 

それに目覚めたならば、まともな人間であろうとするならば、可能なかぎり、自分の社会的使用価値・市場価値を高めていこうとするのは当たり前で、

 

自分で自分の価値を上げていくなどということができるのは、地球上のすべての人間にできることではなくて、日本のような文明国の人間だけだということを、小学生のうちから知っておいたほうがいいと思う。

 

教えなければならないことは、役に立つか立たないか分からないような枝葉の知識よりも、こういうことなんじゃないかと思います。

 

つまらない理想論なんかよりも、具体的、実質的、本質的なことを、まずは納得させること。

 

それが大事なんじゃないかな。

自分の使用価値・市場価値を上げるために、勉強しよう!

 

 

 

 

 

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