ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
いよいよ私立高校入試が始まりますけれども、中学校3年生にとって通信簿・内申点というのはもう動かせませんが、
中学校2年生以下の下級生にとっては、何が一番大事なのかと言うと、中間テストや期末テストの点数や順位とかあるいは塾テストや実力テストなどの偏差値などではなくて、
最も大事なのは通信簿なんですね。
どういうことかと言うと、中間テストも期末テストも学年末テストも、すべてが通信簿をつけるために行われるテストなわけですね。
ですからテストの点数が何点かということよりも、下級生の場合は高校受験がまだまだ先なわけですので、優先順位が一番高いのは通信簿そのものだと思うのです。
保護者の時代には相対評価の指標でもって通信簿がつけられていましたから、通信簿の1と5は同じ7%という風に法律で厳密に比率が決まっていたんですね。
テストの結果も実名入りで公表されたような時代ですから、学校の先生のさじ加減というのはかなり難しかった。客観性があったわけですね。
ところが現在では絶対評価の指標で通信簿がつけられますので、通信簿の1と5は同じ7%という基準もないわけですね。
テストの結果も非公表だし、
絶対評価という考え方自体が、 学校の先生のさじ加減を許容するように もともとできているわけです。
ですから絶対評価になって、テストの点数が同じ90点なのにA さんの通信簿は5で、Bさんの通信簿が4とか3になってしまう、 ということが普通に起こるわけです。
そうなる理由は授業態度だったり提出物だったり、まあ簡単に言えば学校の先生の好き嫌いが入る余地があるわけですね。
もちろん度が過ぎれば教頭先生・校長先生などがそれはやりすぎだとストップをかけるんでしょうけれども、逆に言えば、学校の意思で多少度が過ぎたことをやる可能性だってあるわけですね。
現在行われている絶対評価というのは、そういうわけですので、一言で言えばテキトーなものだということになりますが、 良い悪いは別にして、現実的にそういう制度の中で生きているわけですので、
通信簿を良くするためにはテストの点数だけではなくて、先生にひいきしてもらうためのあらゆる努力をしなくてはいけないんだということが言えるわけですね。
そういったことを踏まえた上で、中学校2年生以下の下級生というのは、あるいは通信簿が確定するまでの中学校3年生も、先生にひいきしてもらうためのあらゆる努力をした上で、通信簿を片っ端から5にしてもらうように頑張らなくちゃいけないのですね。
こういう話というのは、別に中学生に限られたことではなくて、高校に入っても大学に行っても、同じことが延々と続くわけですね。
というよりも、サラリーマンになろうが公務員になろうが、上司の評価によって昇進とか昇給とかボーナスとか、そういった事は決められるのだということは、学生と全く同じなわけです。
そんなのが一生続くのは嫌だということで、自営業とか経営者になったとすれば、今度はサラリーマンや公務員の100倍ぐらいシビアなお客さんからの評価というものを受けなければならないという状態になるわけですね。
要するに上司とかお客さんからの評価・評定を受け続けるわけですね。
そこが分かってくると、 サラリーマンとか公務員にとっての上司というのは学校の先生に近い立場なんだということになり、
上司も学校の先生も、商売で言うところのお客様に相当するんだな、ということになりますね。
だとすると、通信簿で5を取ろうと頑張ることというのは、お客様から最大の評価だとか売上を得ようとすることと同じようなことだと。
そのためには期待以上のことを提供するというのが基本になると思いますので、 通信簿で片っ端から5を目指していくというのは、お客様に相当する学校の先生に対して期待以上のことを提供すれば良いということになるでしょうね。
一か月以上関わっていれば、だいたいどんなことを言いそうだなとかどんなことを要求しそうだなというのは見当がつくようになるはずですので、それを予測した上で、学校の先生が期待する以上のことを提供し続ければ、学校の先生が通信簿の5をつけたくなってしまう、ということでしょう。
そういうわけで、小学生のうちというのは頭が幼すぎますから、小学生の通信簿などというものはあまりあてになりませんけれども、
中学生にもなれば、時代が時代ならば大人扱いされてもおかしくない年齢になってるわけですから、そういうような、
大人になってからも通用するような行動パターンを身につけていく、ということが通信簿を片っ端から5にするということになると思います。
まああんまり露骨にやりすぎると、友だちから嫌われたり、いじめのターゲットになってしまったりもしかねませんから、友人関係はのらりくらりとやらなければならない面もありますけれども、そういうことも含めて、
実は通信簿を良くすることというのは、一生、役に立つことだということですね。
ということで。学校の先生を喜ばせて、通信簿を5にしてもらおう!