ひたちなか市の小学生や中学生や高校生の人にとって、国語の読解はどのようにやればいいのか?悩んでいる人が多いと思いますけれども、
国語の点数を良くするために「本をたくさん読みなさい」という話を、学校の先生や塾の先生などからされることがあるかと思います。
でも、残念ですが、たくさん読んでも読解力は、つかないですね。
というよりも、正確に言えば、「本をたくさん読みなさい」の「たくさん」というのは、ものすごい量、例えば1ヶ月に30冊読むとか、まあそういう人の場合は天才的と言えるほどの膨大な知識が頭の中にパンパンに詰まっていますので、読解力が自然についてしまうということがありえますけれども、普通はそういう人はいませんので、少しくらいの本を読む程度では、ほとんど意味がないということになってしまいます。
というよりも、天才的なそういう人の真似をしようというのは現実的ではないですね。
本を読むということは、それだけ読んでいる時間が取られるということになりますので、時間が有り余っている人ならばいいかもしれませんが、時間に追われている ほとんどの人にとっては、本を読んでいる時間があるのであれば、そのぶんテストの点数を取れる勉強をした方が良いということにもなります。
凡人は凡人のやり方をするしかないですね。
じゃあ凡人が読解のテストの点数を得点を100点満点にするにはどうすればいいのか?ということになりますが、
国語の読解が苦手という人は、そもそも、文章に書かれている言葉を正確に調べたりすることを、まずやらないんですね。
分かっているつもりだけれども、読み方や意味を勘違いしている言葉というのは、実は結構あると思います。
ですから、面倒くさがらずに教科書とか辞書で言葉の意味を調べるとか、少なくともその言葉の意味が良く分からないということが分かるようにしておいて、後で調べる といったことをしておくことが、習慣化しているかどうかということですね。
そもそも言葉の意味が正確にわからない状態では、読解の問題に正解することはできない、というわけですね。
次に、読解の問題というのは、 実は、考える必要はないんですね。
どういうことかと言うと、苦手だと言っている人に限って、自分の頭で答えを考えようとするんですね。
でも、読解が得意な人は、問題文を読んで答えを考えるのではなくて、問題文に対する答えにあたる文章を本文の中に探しに行くんですね。
どういうことかというと、問題を解いているあなたの感想など、誰も聞いていないわけです。
個人的にどう思うかということなのではなくて、文章の中にどのように書かれているかということを、問題は訊いているわけですね。
つまり、あなたがどのように考えるかではなくて、その文章を書いた人がどのように考えたか、それを問題は聞いているということですね。
または、文書の中に書かれていることを読んで普通の人が感じる 感覚とか感情はどのようなものなのかということを、個人的なツッコミは抜きにして(笑)、一般的な感覚で要求しているのが問になっているわけです。
私はそんなふうには感じないと言っても、読解の場合には通用しないわけですね。
そういうわけですから、個人的に特殊な感覚を磨きすぎると、読解の問題が苦手になってしまう可能性さえあるんですね。
だから、小説とか物語とかそういった本ばかり読んでいると、実は読解の問題に正解するのが苦手になってしまう危険さえあります。
心理学のひとつの流派に、 それまで出会った人すべてが実は頭の中に住んでいて、頭の中の「私というアバター」が 仲のいい友人を周りに置いて多数決をすることでいつも判断し、日常生活を送っている、というような考え方がありますけれども、そういう考え方からすれば、小説や物語などを読みすぎると、その登場人物が全員頭の中に住み着いてしまうと言う、 とんでもないことになってしまうわけです。
だから、小説とか物語などをあまりにも読みすぎると、その中の登場人物が頭の中に住み着いてしまうので、 多重人格のような人になってしまう危険性さえあるんですね。
正しい判断がますますできなくなってしまう。
そういうわけですから、国語のテストで高得点を取るために読解力をつけたいということであれば、必要のない本はできるだけ読まない方がいいのではないかとも 言えると思います。
国語の読解でできるだけ正解をするためには、自分の感覚や感情を抜きにしてできるだけ客観的に正解を導き出す必要があるということですから、そうなると、できるだけ論理的な考え方やり方ができなければいけない、というわけなので、小説とか物語などとは正反対とも言える、論理的な文章をできるだけ読んだ方がいいということになると思います。
論理的な文章を、言葉の意味を正確に押さえながら、要約するような感じに読み込んでいく。
まずはテクニック的なことを後回しにして、読解が得意になるというのはそういうことなのだということを理解することが大切だと思います。
ということで、国語の読解が強くなるにはどうしたらいいのかと言うと、
1)読みや意味が分からない言葉は調べる癖をつけること。
2)問題に対する答えは、考えるのではなくて本文の中から探すということ。
が、まずは王道ですね。