ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
国語の読解が得意になるための、もっとも簡単で安上がりな方法は、古本屋さんに行って新書を買うことです。
どういうことか?というと、
文庫本よりもちょっと大きくて、厚さは文庫本ぐらいの新書というのがあります。
講談社現代新書とか早川新書とか岩波新書とか、出版社ごとにシリーズでたくさん出ています。
それを買ってきて、マーカーか赤ペンを持って、精読すればいいのです。
なぜか?というと、新書というのは、その道のトップレベルの人が、中学生や高校生にも読めるように書いた本なのです。
だから、学者や評論家みたいな一流の人の論理的な文章なのに、中学生にも読める文章なのです。
英語もそうですが、日本語なのに意味が分からない程に難しい文章というのがあって、そういう文章は読むのに苦労するし、必要以上に疲れるので、読解の訓練には向かないのです。
でも新書はできるだけ分かりやすく、一流の内容をかみ砕いて書いてくれています。だから、読むのにストレスが少なくて、純粋に、読解そのものの訓練になります。
論理的な人の論理的な文章なので、論理的な読解の練習になります。
しかも、色々な分野について出版されていますから、興味がもてる内容の新書を選べばいいのです。
たとえば恐竜が好きならば、恐竜についての新書を読めばいいのです。好きな内容ですから、どんどん読み進むことができます。
新書はもともと安く買えますが、まずは古本屋で100円ぐらいで買えばいいのです。
古本ですから内容はちょっと古いでしょうが、それはそれで味になります。
新しい内容がよければ本屋さんで新刊の新書を買えばいいのです。
文庫本に似た本なので、マーカーや赤ペンで書き込みしても勿体ないとは感じません。
どんどん書き込んでいけばいいのです。
たとえば要点はどこか、この言葉は分からないなあ、とか、要するにこういうことなんじゃないの?とか、書き込んでいくのです。
すると、一文字レベルまで精読する練習になります。
やってみれば分かりますが、そうすると、著者と対話しているような状態になります。
突っ込みを入れてもいいのです。
それ、ヘンじゃないか?とか。
現代ではそういう風には言わないでしょ、とか。
楽しいですよ。