その昔、昭和の時代の大人も子供も老人も、全員が頑張っている時代がありました。
その後、平成に元号が変わって、バブル崩壊となり、時代が変わり、大人も子供も老人も、全員が挫折の時代を味わいました。
リーマンショックもあり、東日本大震災もあり、ゆとり教育もあり、大人も子供も老人も、全員が「そんなに頑張っても仕方が無い」という状況になりました。
そして令和の時代になりました。
30年以上も「そんなに頑張っても仕方が無い」と諦めムードが続きましたが、令和は大変革の時代だと言われます。
大人たちが自信が無さそうに見え、不安そうに見え、コロナウイルスによってさらに、1億総鬱病か?という状態です。
大人も子供も全員が顔の半分をマスクで隠し、まともに呼吸もできないような息苦しい状態が2年も続けば、元気も無くなってきます。
心身ともに健康を害するような不健康な情勢です。
そんな中でも、現状維持で良い大人と違って、子どもたちは勉強して進歩・進化・向上しなければならないのです。
中2のまま現状維持で良いはずがありません。
現在の小中高生は、モチベーション維持も難しい環境なのです。
可哀相です。
2019年に鬼滅の刃が大ヒットし、小学生や中学生だけではなく老人にまで受けているとして話題になりましたが、 どうせただのプロモーションだろう、と、その時点では興味を持ちませんでした。
2021年になって、 Amazonで無料で立志編が全部見れるということなので、初めて見たのですがびっくりしました。
舞台は大正時代で、大正時代といえばまだ江戸時代に生まれた人が生きていた時代です。
明治維新になって文明開化で一気に西洋化が進んだわけですが、それ以前の価値観を持った人と、現代につながる西洋文明の考え方と、まだまだ混在している時代背景だったわけですね。
もちろん今でも大昔からの価値観は生き延びていますけれども、リアルに江戸時代に生まれ育った人が生きていた時代というのは、今となっては想像するしかないわけです。
主に幼稚園児や小学生に向けたアニメですから、見た目はとても幼稚ですけれども、そこに出てくる価値観だったりセリフがとても素敵なので、その斬新さに驚きました。
学校では教えてもらえないような、でもそれが正しいと魂レベルで感じるような、なぜだか涙が流れるような、特に鬼が死んでいくシーンなどは感動的だったりしました。
一貫して貫いているのは、呼吸が大事であるということ、そして全集中。家族愛。数百年も続くような価値観。素晴らしいと思いました。
原子爆弾を2発落とされて無条件降伏させられ、その後アメリカ軍がやってきて日本を占領し、今でも国内に米軍基地がたくさんあるわけですが、
自衛隊の駐屯地があるひたちなか市で受験予備校を20年以上 運営してきて、元射爆場跡地(戦後は米軍が駐屯していた)が国立海浜公園になって久しいわけですが、
特にこの10年ほど、子どもたちが壊れてきているのではないか?
その中で、特に昨年からのコロナ情勢で、急激にモチベーションが下がっているように思います。
大人もそうですが、大人はまだ現状維持で良いのでマシですが、将来があって日々向上していくべき子どもの精神も肉体も弱っていくのは、我慢がなりません。
戦後政策の総決算か?と思えるほど、ゆとり教育で加速したダメダメ化は、コロナによって極致に成り果てた、とも思えます。
はっきり言って、戦後の発展や繁栄は、すべて、戦前の教育を受けた人々が成し遂げた成果です。
戦前の教育を受けた日本人が一致団結して頑張ったから、大発展があった。
その人々が、戦前の価値観が、高齢化により、絶えようとしている。
もういい加減、そのことに気づきましょう。いや、気付きつつありますよね。
鬼滅の刃はキャラクターが幼いですが、中身が素敵です。その続編が楽しみです。
日本古来の文化とはなにか?日本古来の価値観は何か?
コロナの今こそ考える時なのではないでしょうか?