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成績 考え方

危機的な状況

最近は、

危機的な状況だと思っている。

 

・・・経営が?

いやいや、

おかげさまで例年なみにはなっており、

塾長が生活に困っているわけではないし(笑)、

万一、そうだとしても、

そんなことを、

ブログに書くはずもない。

 

バカみたいだよね。

 

そうではなくて、

 

危機的、

というのは、

最近の子どものことだ。

 

 

毎年のことながら、

受験予備校常勝には、

学年順位10番以内の生徒が何人もいるが、

そういうトップレベルの質が、

下がっているように思う。

 

成績が悪い生徒などというものは

今も昔も変わらずいて、

下の方は元々変わらないが、

 

成績が上の方のレベルが、

年々下がってきているのではないか?

という、危機的な状況だ、

ということだ。

 

ゆとり教育は完全に否定されたはずで、

そのこと自体は大歓迎なのだが、

 

学校や世間の実態が、

ゆとりの否定どころか、

「ゆとり」にますます拍車をかけているのではないか?

と、日々、感じる。

 

 

子どもが勝手にゆとりまくっている、

ということではなくて、

子どもの「周囲が」

ゆとりまくっているのだ。

 

15年の塾長生活で、

ゆとり教育になる、

という時代背景で塾長の仕事を始めたので、

どんどん崩れていく子どもの状況を、

苦々しい思いで見てきた。

 

やっと、ゆとりが否定され、

さあ!これからだ!

と張り切っていたところ、

 

実は、周囲がそんなに急に変化できるはずもなく、

相変わらず、

貴族みたいに?

「周囲が」

ゆとりまくっている、

それを子どもは日々感じているので、

自分も、

ゆとりまくっている、

ということだ。

 

成績下位層は、

今も昔も常に変わらないが、

成績上位層が、

低下しつつあるように思う。

 

 

その根拠の一つは、

文字が乱雑なこと。

あるいは、

勉強の最低限のルールみたいなものが、

トップ層の子どもでさえ、

ダメになってきていて、

 

ゆとり教育が否定されても、

改善されていない、

いや、悪化し続けているかもしれない、

ということだ。

 

その結果、

トータルの学力は下がり続けていて、

 

文科省大臣の「ゆとり終了宣言」が、

そういう現実をマシにするための、

茶番だったんだな、

と、気づかされる。

 

子どもがゆとっているのではなくて、

周囲の大人が、

緩んだままになっている、

ということだ。

 

 

その背景には、

ゆとり教育路線だけではなく、

バブル崩壊・リーマンショック・就職氷河期

といった、

これまでの時代背景がある、

と思う。

 

まさに今の三連休で

遊んでばかりいる大人の姿も、

トップ層の質の低下に関係しているだろう。

 

受験予備校常勝は色々な学校から集まってくるので、

特定の地域だけがそうだということではなく、

むしろ、

隣接の水戸は県庁所在地だし、

水戸市近辺は水戸学の気風なので、

比較的、

人口が少ない地方都市のわりには、

教育熱心な人が多い、

という土地風ではないかと思う。

 

茨城県自体が保守的な土地風で、

水戸藩の時代の遺産があり、

それなりに教育熱心である、

ということもあるかもしれない。

 

ひたちなか市は日立市と同じように

日立製作所の企業城下町でもあり、

隣接の東海村に原子力研究所がある影響もあり、

隣接の大洗町に動燃があることもあり、

そういう点でも、

田舎のわりには、

教育熱心な人がいる、

ということは、

いえるかもしれない。

 

で、そういう人たちさえも、

レベルが下がっているかもしれない、

ということだ。

 

もしそうだとすると、

こういうことは全国的な傾向だろう。

 

えらいこっちゃ・・・

 

 

受験予備校常勝は

どういう状況だろうが、

塾長の信念で

やっていく。

 

 

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