ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
テストの点数が悪いということで塾に来る人がほとんどですけれども、テストの点数がなぜ悪いのかと言うと、まずは学校の授業中に授業を受けていなかったりするんですね。
授業を受けていないというのは、不登校で受けていないということではなくて、まあそういう人もいましたけれども、ほとんどの場合は学校には行っているし、授業にも参加しているけれども、授業中に上の空だったり、ノートもまともにとっていないとか、他の事を考えていたりして、やった内容を理解していないし、覚えていなかったりするんですね。
つまり、体は教室の中にいますけれども、頭の中は教室の中にいないということなんですね。
テストの点数が良い人というのは、基本的には学校の授業をちゃんと受けていますね。
さらに成績が良い人の場合は、その授業中にできるだけ覚えようとするし、授業中に自分で解いてできるというところまで一気にやってしまったりするんですね。
要するに、後で覚えるとか後で練習するとか、いうことを考えていなくて、「今すぐに」覚えるし、納得がいくような状態にするということですね。
あるいは、それが出来なければ、後で勉強しやすいような状態のノートを作っておく、準備だけは万端にしておく、ということをするわけですね。
普段からそういうわけですから、テストの範囲が発表されてテスト勉強を本気でスタートすると、あっという間にマスターしてしまって、あっという間に記憶が確実になる、ということですね。
だから、成績が良い人というのは、一見、そんなに必死になって勉強していないように見えたりするんですね。
でも、それは大きな勘違いで、要するに授業中に集中して授業中に覚えて、授業中に納得がいくように考えて授業中に得点できる状態にまでしてしまう。
もしそれが不十分の場合は、例えば授業が終わった後に自宅でそれを復習して、翌日に残さないんですね。
そういうことを毎日しているので、結果的にはものすごく効率能率がいいんですね。
その反対に、テストの点数が悪い人というのは、そもそも授業中ぼーっとしてるんですね。
まず学校の先生の話をちゃんと聞いていないし、たまに思い出したように黒板に書かれたことをノートに書き写す程度で、先生が喋っていることは聞いていなかったりするんですね。
そういうわけですから、授業中に 覚えることはないし、授業中に納得することもないんですね。
そもそも、いつもぼーっとしていますから、すぐに忘れてしまうわけですね。
なぜぼーっとしてるのかと言うと、その理由が、例えばゲームばっかりやっているからということがあります。
ゲームというのは刺激的で、とても面白いもので、私もハマったことが二度ほどありますけれども、ゲームをやっていると頭が痛くなるし、頭がぼーっとした感じになるし、寝不足になったりもするんですね。
その上、私も経験があるので分かるのですが、フラッシュバックというのか、ゲームの画面とかゲームの音楽などが突然頭の中に蘇ってきたりするんですね。
ゲームを本気でやったことがない人は分からないと思いますけれども、自分の意思とは関係なしに、頭が勝手にゲームをしてたりするんです。
要するに、ゲームをしてない人から見ると、ちょっと頭がおかしい状態かもしれないということですね。
私の場合は体調が悪くなったりしたので、ゲームをやめるだけではなく、そのゲームを売り払ったりしましたけれども、小学生や中学生の場合は、自分の意思でそういうことをするのが難しくて、どんどん深みにはまっていくことが多いようです。
ですから、勉強ができるようにしたいのであれば、そのゲームを捨てるのが一番確実ですね。
ゲーム機もゲームソフトも、買い取り業者というのもありますので、そこに買い取ってもらうのが確実ですね。
ゲームに近いもので言うと、スマホも同じですね。
スマホの中には、無料のネットゲームなども入っていますから、一見、スマホをいじっているように見えますけれども、実際にはネットゲームをやっているということも多いと思います。
大人でもゲームが面白くてハマりこんでしまうことがあると思いますから、小学生や中学生がそれを覚えてしまうと、やはり 勉強をしなくなるだけではなくて、勉強に向かない脳みその状態になる、ということは言えると思います。
さらにスマホの場合には、 LINE などの他の人とのやり取りによって、結果的に自分の意思ではなく相手の意思に振り回されることが、勉強ができなくなる 原因になると思います。
私も、最近まではスマホ自体を毛嫌いしていましたので、自分でも持っていなかったんですけれども、仕事の都合上、スマホを持つようになったので、いかにスマホが魅力的なものなのかよくよくわかります。
でも大人にとっては仕事のツールにもなりますけれども、子供にとっては勉強のツールにはならないと思います。
そうは言っても、高校生になるとほぼ全員持っていて、高校の場合には遠距離通学になることも多いし、 精神的にもほとんど大人だということは言えますから、高校生ならばスマホを持つなということ自体がほとんど無理になってきていますから、そうであれば、むしろ積極的にスマホを勉強に生かすように言っていますけれども、
小学生中学生の場合は、まず自宅の近所が学校なので通学の理由というのはあり得ませんし、そもそも義務教育の段階なので脳みそが子供ですから、正しい判断がまだできないというのが、 まずは言えると思います。
仕事の必要ということもないわけですので、 LINE や Twitter や Facebook を必要とする理由もないと思いますし、ブログを書く必要もないでしょう。
例えば、調べものをするにしても、スマホで調べるのではなくて、紙ベースの例えば辞書などで調べることの方が、今も昔もテストというのは紙に印刷されていますから、勉強の基本として辞書で調べるといったことを積極的にするためにも、スマホは持たない方が良いという判断になると思います。
ということで、スマホは持たない方がいいですよ、ということをずっと言ってきましたけれども、そもそもスマホにはまり込むとゲームにはまり込んでいる人と同じような状態に陥ります。
つまり、時間を取られて、ぼーっとした頭になって、注意力が散漫な状態になる、つまり勉強に向かない脳みそになってしまうということが言えると思います。
ですから、特に小学生や中学生の段階では、スマホは持たないことが、勉強ができるためには大切だと思います。
スマホでできることはたくさんありますけれども、例えば YouTube とかその他の無料の動画アプリなどがありますが、 小学生や中学生の自己管理能力を考えれば、 YouTube や動画アプリなどによる授業の映像などを利用するという「メリット」よりも、 テレビよりも質の悪い、頭が悪くなる、 ろくでもない映像にはまり込んでしまう「デメリット」の方が圧倒的に大きいと思います。
さらに言えば、2次元と三次元という言い方がありますけれども、小さな画面の中の動画の情報量というのは文字情報よりは多いけれども、しかしリアルの世界つまり3次元の情報量よりは圧倒的に少ない、ということも言えると思います。
リアリティが大事だということは、幼ければ幼いほど言える、と思います。
実際に触れる、実際に目の前にある、そういう臨場感自体が、頭を良くするということがあると思います。
IT業界の売り込みによって、 スマホとかタブレットを利用した勉強方法が、まるで夢の勉強であるかのようにもてはやされていますけれども、 とんでもない勘違いだと思います。
ペーパーテストで高得点を取るためには、 色々な能力が必要とされますけれども、中でも集中して一つの事に取り組むとか、 他人から与えられた課題をマスターするまで訓練するということ、あるいは文字によって自分の理解を正確に伝えるということ、 そういったことが高く評価されるためには必要になると思いますけれども、
そういうことというのは、1000年前でも400年前でもほとんど同じだと思いますので、ペーパーテストで高得点を取るということで言えば、 ごくごく最近のスマホとかタブレットの力を過信してまるで魔法の杖のように扱うことは、ものすごく危険だし、全く必要がないと思います。
ですから、100年前でも400年前でもあまり変わらないような、人間の本質に基づいているような勉強をしていくことが、特に小学生中学生の段階では重要だと思っています。
インターネットが普及したことによって、ものすごい勢いで情報が増え続けていますけれども、自分の意思とは関係のないどうでもいいような情報がものすごく増えたことによって、特にこの20年以内、年々子ども達の注意力が散漫になってきているように感じます。
ゆとり教育そのものは、とっくの昔に公的に完全に否定されていますけれども、 一度緩んでしまったものを元に戻すことはなかなか難しいし、ゆとり教育の時代の生徒と先生が指導する側ですので、結局は未だにゆとり教育の時代の価値観が残っていて、
「勉強ができることは個性の一つである」「勉強ができないことは勉強に適性がないということだから勉強以外のことに力を注ぐべきである」というような、現在の学習指導要領の方向性の劇的な変化に、学校の先生も保護者も気づいていないし、なかなかついていけない 、ということもあると思います。
現在の文部科学省が考えていることは、昭和の時代の価値観のように全ての子供を世界最高レベルに引き上げるということではなく、
これからの世界情勢の中で日本が生き残っていく為には、例えば幕末から明治維新の時期に天才的な人物が多数活躍したように、超エリートの素質のある子どもは学問の分野でオリンピック選手のように勉強を磨き上げていく、叩き上げていく、その一方で、そもそも勉強に適性がない子どもはスポーツや芸術や芸能などの勉強「以外の」能力に磨きをかけることが大事だ、というのが現在の文部科学省の論理ですから、
単純労働ではなくて頭の良さとか脳みその力によって生きて行こうとするのであれば、昭和の時代のような「学歴を獲得すればそれでゴールだ」というようなことではなくて、 表面的な学歴があろうがなかろうが脳みその力そのものを鍛え上げていくことが大切だ、 ということが正しい方向性だと思います。
流行りだからという理由でゲームやスマホなどにハマり混んでいく、というのは最悪で、 100年前でも100年後でも変わらないような、本質的な人間力を磨いていく、能力向上していく、進化していく覚悟が、 これからの日本にはさらに重要になってくるのだと思います。
小学生や中学生の段階は、言ってみれば OS を組み込むという段階ですから、学ぶこと、学び続けること、 そういうことの基礎を作っていくこと、というのが、最も重要だと思います。
ぼーっとしてんじゃねえよ!
受験は目的じゃなくて、ただの手段。
学歴も目的じゃなくて、ただの手段。
ゲーマー君とユーチューバー君とLINEちゃん。
そんなことをしている場合じゃないですよ。
ひたちなか市の生徒の中から、歴史的、世界的なヒーローが出たらいいな、と思いながら、受験予備校常勝は、今日も授業しています。