ひたちなか市の個別指導塾・学習塾
受験予備校常勝の吉村仁です。
テストや通信簿の成績が上がるには、
どうすればいいのか？
ということですが、
そもそも、
昔から今でも、
学校の教育システムというのは、
テスト直前に知識を詰め込んで
短期間で結果を出す訓練になっており、
ほとんどの学習塾や個別指導塾・進学塾などでは、
その上に
さらに短期間で結果を出す訓練ばかりしています。
短期ぐせを助長している、
ということですね。
だから子どもは、
一夜漬けとか
テストや受験の直前「だけ」
まともな勉強をすることが最高の行動パターンだ
という価値観を、
刷り込まれるのです。
物質的にも、
勉強についても、
欲しいものは短期間で簡単に手に入る
と、思い込むのです。
子供の頃にそういう価値観が刷り込まれて、
その後の人生を支配する、
というわけですね。
しかし、残念ながら、
一夜漬けで獲得できることは、
一夜漬け程度の中身しか ない。
短期間で得たものは
短期間で失うのですよ、
と、嫌でも
思い知らされることになるのですね。
なぜかというと、
自然の摂理に反するからです。
一夜漬けで簡単にモノでも勉強の結果でも手にできる、
という思い込み・価値観は、
自然の摂理に反するので、
短期的には成功したように見えても、
すぐに化けの皮が剥がされることになり、
長期的に成功することは不可能だ、
という事実を 突きつけられる結果になります。
この世はそんなに甘くないですよ、
というわけですね。
自然の摂理に反することをしていたのでは、
ダメなのです。
学校にしても塾にしても、
周囲の大人が総掛かりで、
自然の摂理に反した経験を積ませている、
というわけですね。
価値観が形成される
子どもの時代に。
まあ、一種の洗脳
ということですね。
じゃあ、
自然の摂理に対応した人間活動があるのか？というと、
その代表は第一次産業で、
特に農業の世界だ、
ということになりますが、
他の林業や水産業との違いは省略するとして、
そもそも農業は、
畑を耕すことから始め、
雑草を取ったり水やりしたりして、
手間がかかるし
収穫まで長期間かかる
というのが 常識なわけです。
いや、常識に従わない、
ということで、
自然の摂理に反したことをやると、
手痛いしっぺ返しを自然から食う、
ということになる。
だから、
強制的に、
自然の摂理に沿ったことをやらざるをえない。
農業では、
自然の摂理に沿った価値観を持たない限り、
長期的に成功することはあり得ない、
というわけです。
3日で収穫したい！
と泣きわめいても、
許されないわけで、
土を耕すのなんて面倒で嫌だ！
と抵抗しても、
作物が育ってくれないわけですね。
まあ、数ヶ月がかりで肥料をあげたり水をやったり
雑草を抜いたりといった手入れが必要なのは、
農業では当たり前です。
機械化により合理化することはできても、
同じステップは踏まなければならないし、
成長を待たなければならない、
という点は変わらない。
コンピュータを使おうが、
農薬を使おうが、
自然の摂理に反することをやろうとすると、
その反動が必ずある、
ということですね。
対象が植物でも、
そういうことなわけで、
育てる対象が人間となれば、
もっと複雑で大変な手間と時間がかかるわけですね。
人間といえども、
自然界の一部なわけで。
自然の摂理からすると、
長期的な成果は、
短期間で得られるはずがない。
手間も時間もかかるのは、
当たり前。
学校や塾などで洗脳された
「何でも短期間で獲得できる」
という強い思い込みは、
どこかで修正しないと、
長期的に成功することはできない、
つまり
失敗がすぐにやってくる、
成功が長続きしない、
という、怖い現実に直面することになります。
子供の頃に経験するべきなのは、
子どもみたいに「すぐに手にできる」という思い込みを、
取り除いてあげること、
「すぐに手にすることはできない」という真実を、
ちゃんと教えてあげること、
なのです。
継続とか忍耐とか精進とか、
そういう価値観を植え付けること、
なのですね。
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