ひたちなか市の進学塾・学習塾
受験予備校常勝の塾長の吉村です。
基本的に
ほとんどテレビは見ないのだが、
たまたま
何気なくテレビから
興味深い話が流れてきて、
その中に
アメリカは4割が大学を中退する
という話があった。
昔から、
アメリカの大学は入学は簡単だが
卒業するのが難しいので
かなり勉強しないと
卒業できないようになっている
ということを聞いたことがあったが、
日本とは違い、
アメリカは数十年たっても
今でもそうなのかな、
と、思った。
日本の場合、
昔は
高校も大学も入学が厳しかっただけではなく、
進級も厳しくて、
中退者とか留年者がたくさんいたのだが、
最近では、
全体で言えば入学は簡単になり、
しかも進級も緩くなって、
片っ端から卒業できる、
という状況になっているので、
無意味に大卒者を大量生産している日本とは随分
アメリカは違うのだろうか、
と思った。
昔の厳しかった時代でさえ、
超優等生だった私から見れば、
同級生たちは遊びほうけていて、
テストもカンニングはするわ、
欠席なのに返事だけ友人にしてもらって単位だけとるわ、
まあ、ひどい有様だったことで、
まともに勉強しない大学生に対し、
怒り心頭だったものだが、
最近では更にそれが悪化して、
いったい、日本の教育制度はどうなっているのか?
と、自分が学生の頃から思ってきた。
で、ここ数日
トランプ大統領の誕生
と大騒ぎしているが、
それというのも、
「中間層」の反乱なのだ、
というが、
中間層というのは、
実は、アメリカの大学の中退者が多く、
要するに、高卒のことらしい。
大卒はアメリカではエリートなので、
その大卒に対する高卒の反乱だ、
というのだ。
マスコミは大卒ばかりなので、
マスコミにコントロールされることを嫌った
中間層
が、マスコミに反抗した、
ということらしい。
中間層というと、
日本の場合は
掃いて捨てるほどいる大卒の
いまいちパッとしない、
まあ、自分みたいな人間を言うのかな、
と思っていたが、
アメリカでは、
どうも事情が違うようだ。
アメリカには3回ほど
私用で行っただけなので、
そういう内部事情までは知らなかった。
というより、
アメリカに憧れてきたわけでもないので、
そんなに興味も無かったのだが、
今回のトランプ大統領誕生には
やはり、興味がある。
で、
その背景にはグローバリズムの否定
というトレンドがあり、
その根底には、
格差社会がある、
というわけだ。
格差というのは、
億万長者と庶民のことかな、
と思っていたが、
そういうことではなくて、
なんと、
大卒と高卒の差
というのだから、
びっくりした。
アメリカと比べると、
日本はなんでもかんでも平等
になっていて、
まるで社会主義国だ、
と思ってきたが、
どうやら時代は、
世界は既に行き詰っていて、
その変化を求めて、
急激に変化してきているようだな、
と、思う。