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考え方

令和は防御の時代?

ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。

令和の時代が始まったばかりですけども、これからはどんな時代になるのでしょうか。

 

まずは東京オリンピックがありますから、それまではある程度イケイケな感じだとは思いますけれども、その後どういう時代になるのか勝手な予測はしても、その予測が的中するかどうかは何とも言えませんよね。

 

因果関係で言えば、今若い人たちがどんどん歳をとっていくわけですから、若い人たちの考えとか行動を見ていれば、ある程度は未来予測できるのかもしれません。

 

今日はまだゴールデンウィークの最中ですけれども(今日から授業は再開しましたが)、最近の傾向としては、ワーカホリックのような仕事ばっかりしているような人は少数派になってきていて、若くてもまるで老人のようにこじんまりとしているか、あるいは仕事よりもプライベート重視というような考えが広がってきているような気がします。

 

仕事柄、子供達を相手にしているわけですけれども、大きな志を持った子供がとても少なくなったように思います。

 

「将来は社長になるんだ」と言ったようなことを口にする子供もあまり見なくなりました。

 

医者や薬剤師を目指すという生徒はたくさんいますけれども、弁護士や裁判官や検察官などを目指すという生徒はほとんど見たことがありません。

 

私が中学生の頃は、学者になりたい人とか、WHOなどの国際公務員になりたい人とか、弁護士になりたいとか、政治家になりたい人とか、色々な志を持ってそれを口にする人がいたように思います。

 

でも最近は、エンジニアになりたいとか看護師になりたいとか、いわゆる専門職みたいな身近な職業を目指すという話が多くて、なんだかこじんまりしているような気がします。

 

それだけではなくて、戦いのイメージがなくなってきたような気がします。

 

弁護士とか政治家という職業は、いつも誰かと戦っているわけですけれども、そういう人生を望まない人が増えているように思います。

 

昭和の時代には、労働組合がものすごく強くて、5月1日と言えばメーデーということで日本中のあちこちで労働組合の集会があったように思います。

 

私が大学を卒業して新卒で就職した毎日新聞社という会社は、入社と同時に労働組合に全員が所属するというユニオンショップという労働契約になっていて、自分は販売局の人間であるにも関わらず、ボーナス支給の前になると毎回のようにストライキだなんだと、労働組合の運動をやっていたことに強烈に違和感を覚えたことを思い出します。

 

労使対立などということをする前に、他にやるべきことがあるんじゃないのか?と思っていたものですが、今でもそのユニオンショップは続いているのでしょうか。

 

当時の毎日新聞社はコーポレートアイデンティティ(CI)の改革の最中で、ブルーのロゴとか紙面の文字を大きくするとか、 会社の状況を立て直そうとあれこれやっている時代でしたが、そんなことよりも、年に何回もストライキをやるような社内の状態自体が問題なんじゃないか?と思っていたものです。

 

労働組合が強すぎるというのはかなり問題だなと思っていました。

 

それも退社したくなった理由の一つでした。

 

ちょっと脱線しましたけれども、昭和から平成にかけての時代は、まだ戦後の影響が続いていたというのか、日本中のあちこちで戦っていたんだと思います。

 

外国とも戦い、国内でも戦い、個人個人も戦い、戦っていた時代が延々と続いていたんですね。

 

理論武装とか論理武装とか、知識武装とか、情報武装とか、物質的なことだけではなくて勉強などの頭の中の面でも、「武装する」 というイメージが強かったと思います。

 

企業戦士などという言葉があったぐらいですからね。

 

戦略とか戦術とか、戦争で使われる言葉が、平和な活動にも使われるようになったのは、元々戦いのイメージがあったからでしょう。

 

若い人たちと接していると、そういうイメージがほとんど無いことに気づきます。

 

〇〇武装とか企業戦士とか、そういう言葉は全く聞かなくなりました。

 

戦いのイメージがなくなったんですね。

 

本当に戦わなくて済むのなら、それに越したことはないわけですけれども、でも、資本主義社会そのものは競争原理に由来するわけです。

 

競争というのは「争い」なわけで、時代が令和になっても、変わらないのではないでしょうか。

 

幕末から昭和にかけての帝国主義の時代に日本が外国の侵略から対抗できたのは、日本中に頭の良い武士がいて、あるいは明治以降になってからも日本中が物質的にも知識の上でも武装していて、徹底的に防御の体制が整っていたから、だと思います。

 

帝国主義の時代が核ミサイルの時代に変わっても、侵略されるといったような危険性は何も変わらないわけで、あまりにも平和ボケしすぎていると、相当やばい国ということになるのではないでしょうか。

 

海外旅行をしていても日本人は危機意識とか危機管理がとても弱いという話がありますけれども、私が海外旅行した時も、外国というのは相当治安が悪くて、徹底的に自分で自分の身を守らなければいけない、と実感したものでした。

 

日本政府は積極的に外国人を国内に入れようとしていますけれども、国内の外国人が増えれば、多分治安は悪くなるのでしょう。

 

国内の治安が悪くなれば、平和ボケしている日本人も危機管理と危機意識を強化しなければならない、と意識改革しなければならなくなるでしょうね。

 

あるいは黒船ではありませんが、中国や北朝鮮などの外圧によって、強制的に危機管理の意識を高めざるを得ない状態に追い込まれるかもしれません。

 

時代は巡る、ということでしょうか。

 

令和の時代は、〇〇武装が最重視される時代、かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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