ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
冬期講習は明日で終わりですけれども、大事なことは、
まずは100日間継続できるかどうか?
という、そういうことだと思います。
ちょろちょろってやって、
はいすぐに理解できました
はいできるようになりました
というのは、趣味とか遊びであればいいでしょうけれども、
勉強ができるようになるとか、あるいは受験で成功するとかいったことは、趣味とか遊びのような軽いノリでやったのでは、全くダメだと思いますね。
そもそも短期間で短時間で、お手軽に、まるで趣味とか遊びのような軽いノリで、勉強に向かうことばかりしていると、どんどんダメな人になっていくと思います。
どういうことかと言うと、学生にとっての勉強は、大人にとっての仕事に相当することだと思いますが、勉強とか仕事をうまくいかせるというのは、たかだか数十時間とかあるいはたかだか2週間程度とか、そういう問題ではないわけですね。
テスト勉強とかあるいは学校のカリキュラムとか、そういうこと自体が、できるだけ短期間に結果を出す、と言ったことばかりやっていますから、まずは目先の結果を出せばいいんだっていう考え方しかないと、テストの直前一週間だけ暗記しまくって、泣きながら勉強するとか、一夜漬けをするとか、そういうことになりがちなわけですね。
そもそも学校のカリキュラム自体があなたの成功のためにできているわけではなくて、 できるだけ短期間で出来るだけ詰め込んで、日本国民として最低レベルの状態にできるだけ短期間で促成栽培することが、小学校や中学校などの義務教育の学校のカリキュラムになっているわけですね。
ですから本質的に、できるだけ短期間に結果を出す、というような価値観になってしまうことは、当たり前なわけですけれども、残念ながら、そういう価値観というのは、大人になってから仕事で成功するとか、そういったことのためにはあまり役に立たないわけですね。
なぜかと言うと、大人になってからの仕事の世界というのは、例えば10のチャレンジをした中で一つか二つ成功すればうまくいっている方で、残りの8とか9とかは実は失敗だったりするわけですね。現実的にはそんなもんだったりするわけです。
あるいはたった一つの事を20年も30年も追求し続けるとか、そういうことだったりするわけですね。
要するに泣こうが喚こうが、本人がどれだけ頑張ってもなかなか結果が出ないとか、あるいは来る日も来る日も失敗続きとか、そういう感じなのが大人の仕事の世界だと思うのです。
ちょろっとやったらチョロチョロってうまくいく、などという事は、現実社会では、ほとんどないということですね。
極端なことを言えば、例えば研究者の感覚で言えば、1000回の実験をやっても成果が出せない、などと言ったことは、研究開発の分野では当たり前だと思うのです。
ところが特に義務教育の段階の学校の価値観で言えば、 1回授業やったらいきなり理解できて、2~3回やったら覚えられて、2~3日勉強したらテストで得点ができる、みたいなことばっかりやっているわけです。
それさえも、やりたくない人のために、塾などでは、さらにさらにショートカットすることなどを、売り物にしていたりする。
そんな価値観ばかり植え付けて、もしもうまくいってしまったりすると、 世の中なんてチョロいもんだな、というような価値観を持った、世の中をナメた人間になってしまいますね。
もしも学生時代にそういうことで通用してしまったとすれば、社会人になってからそんなことは通用しないのだということを、痛いほど思い知らされることになるでしょう。
そうではなくて、学生時代に学びとるべき大事なことは、日々の勉強や受験勉強を通じて、まずは100日間継続できるかどうか?という、例えばそういうことだと思います。
例えば数学の計算の練習を100日間毎日継続することで、習慣づける。
100日といえば大体3ヶ月ですが、 3か月程度も毎日できないようなことは、大したことにはならないでしょう。
例えば1000日毎日やってみる。千日と言えば大体3年ですが、3年程度も毎日できないようなことは、大したことにはならないでしょう。
十代の頃に作られた価値観というのはその後の人生を支配すると思いますけれども、十代の頃に勉強を通じて、まともな大人であるための価値観を形成していくというのが、 大事なことなのではないかと思います。
たかだか100日も毎日継続できないことって、成功できるのかなあ?