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サムライ昇龍 考え方

長期間、勉強を積み上げた人が謙虚な理由

ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。

 

勉強がものすごくできる人って、謙虚な人が多い気がします。

 

というよりも正確には、心の奥底まで謙虚なのかどうかはわかりませんけれども、少なくとも相手に接している時に謙虚なように見えるということですね。

 

なぜ勉強がものすごくできるにも関わらず、傲慢で不遜な態度にならず、低姿勢だったりするのかと言うと、

頭がいいから低姿勢に振る舞った方がいいというふうに学習した結果、そういう行動になったのだと思いますよね。

 

その方が得だからということですね。

 

確かにそういう面はあります。

 

賢いという言葉には、いろいろな意味を含みますけれども、例えば人間関係で無用な衝突が起こらないような言動とか行動するというのも、賢いといえますよね。

 

でも実は、それだけではないのです。

 

何が何でも満点を取ってやるとか、あるいは何が何でもライバルに勝ちたいとか、そういう風に真剣に死に物狂いの勉強をしていくと分かってきますけれども、

勉強を積みあげれば積み上げるほど、知識が増えていってテストの点数が良くなるだけではなくて、実はそのプロセスで、

大量のバツが発生することになるのです。

 

どういうことかというと、大した勉強をしなかった人というのは、ちょこちょこっと勉強すれば丸になるとかテストの点数になるとか、そんなふうに甘く見ているわけですね。

 

あるいは、テストの直前だけ死に物狂いになって暗記してテストを乗り切るとか、そんなことばかりやってきたので、目先のテストを乗り切ることはできたとしても、

テスト勉強で苦しいという記憶だけが蓄積されて、その結果学ぶものがあまりなかった、ということになってしまったりするんですね。

 

ところがそうではなくて、長期的に大量の勉強を積み重ねたような人というのは、勉強を積み上げていくプロセスで知識が増えていってスキルが向上していくだけではなくて、

大量のマルと同時に大量のバツが避けられないということを、悟るわけです。

 

例えば、なかなか覚えることができないとか、あるいは一生懸命覚えたはずなのに忘れてしまったとか、自分の不甲斐なさを痛いほど思い知らされることになるわけです。

 

勉強ができるようにならない人は、その痛い思いで勉強そのものをやめてしまうわけですけれども、その状況を突き抜けた人が、勉強ができるようになったわけですね。

 

おもしろおかしく勉強するということが理想論とか綺麗事として言われますけれども、幼児のうちであれば去年よりも今年の方が能力向上したとかそういう可愛い話ですみますけれども、

義務教育の最終段階である中学生ともなると、世の中が要求する水準に合わせなければならないという苦痛が、避けられないわけですね。

 

高校生になって大学に進学するとなれば、義務教育で要求されている知識の量の3倍とか4倍以上の大量な知識を頭にインプットしなくてはならず、さらに、名人級に授業が上手な先生が教えたとしてもなかなか理解ができないほど、難しい内容に進んでいくわけです。

 

楽しく勉強するというわけにはいかない部分が増えていくわけですね。

 

ある程度の苦痛を避けられない。

 

その苦痛を突破する喜びがなければ、継続した勉強をするということはできないわけです。

 

だから進学校のほとんどの高校生が、1年生2年生3年生と進んでいくごとに、脱落・落伍していくわけですね。

 

勉強を進めていく苦痛にギブアップしていくわけです。

 

そういう生き残りゲームを生き抜いた高校生は、

成績が優秀な状態になったという喜びと同時に、日々大量のバツを浴び続けるわけです。

 

例えば誰もが羨むような有名国公立大学に合格できたとしても、そこではさらに優秀な同級生たちが待ち受けていたりします。

 

そういうわけですから、傲慢でい続けることが不可能なんですね。

 

つまり、受験勉強という苦労をくぐり抜けて、その成果を手に入れたからこそ、謙虚な人間になったということなんですね。

 

言い換えると、謙虚でない人間は、勉強が足りない、苦労が足りないということなんですね。

 

イバラの道をくぐり抜けたという経験がない人が、傲慢になってしまうということですね。

 

もちろん、家庭教育が悪すぎて、テストの点数だけは良いけれども、人間的には大馬鹿野郎な人というのは、実在します。

 

まあ、そういう人は、どうでもいいですね。時間の無駄です。

 

というわけで、長期間、勉強を積み上げた人が謙虚な理由というのを、書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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