ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
タイタニックという大ヒット映画がありました。タイタニック号の沈没事故という史実を題材にした、レオナルド=デュカプリオの出世作です。
あの映画で海に浮かぶ氷山の存在が一般化したと思いますが、「氷山の一角」という表現があるように、水面上に見えている部分は小さくても、海面下には巨大な氷の塊が隠れている、ということが知られていますね。
「氷山の一角」の典型的な例として、顕在意識と潜在意識の関係が、心理学の初歩として知られています。
潜在意識とは、脳の海の海面下に隠れた巨大な氷の塊の部分で、顕在意識とは、脳の海の水面上に見えている小さな部分だ、というわけですね。
意識できることというのは脳の海の水面上に見えている小さな部分である顕在意識でしかなくて、実は、脳の海の海面下には、潜在意識と呼ばれる巨大な氷の塊が存在する、というわけです。
自分では意識できない朦朧とした電気信号の塊が、頭の中には相当あって、実は、こっちが行動や思考を支配している、というのですね。
今まで出会った全ての人が頭の中には住んでいて、その一部のグループが顕在意識として生活を支配しているけれども、実は、今まで出会った全ての人のイメージや言葉が常に頭の中で潜在意識として影響を与え続けている、という心理学の理論もありますね。
何故、こんなことを言っているのかというと、英語とか数学とか理科や社会などの勉強でも、その知識なり解き方や考え方なりが、潜在意識レベルなのか顕在意識レベルなのか、ということが、重大な違いになるからです。
どういうことか?というと、顕在意識はかなり意識してやっているレベルだけども、潜在意識レベルというのは無意識つまり自動的にやっているレベルなわけです。
で、知識なり解き方や考え方なりが、かなり意識しなければならないレベルなのか、あるいは無意識つまり自動的にやっているレベルなのか、ということは、勉強そのもののレベルになるわけです。
誰でも最初はかなり意識しなければならないレベル、つまり顕在意識レベルだけれども、鍛錬・訓練・修練によって、無意識つまり自動的にやっているレベル、つまり潜在意識レベルにまで高められる、ということです。
特に中学生の段階というのは、部活と共通して、「そういうこと」が分かるようになることが、最も大事な習得なのではないか?と思います。
「レベル」というのは、どれだけ徹底して偏執狂的に長期間・長時間やってきたのか?、潜在意識レベルなのか顕在意識レベルなのか?ということだと。
受験勉強するならば、潜在意識レベルの勉強をしましょう。