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考え方

鉛筆削りの話

ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。

 

授業中に鉛筆の先が丸くなってしまったということで、ちっちゃな鉛筆削りを取り出してコリコリと鉛筆を削りだす人がいます。

 

そこで私は自分が中学時代の話をしました。

 

毎晩次の日の予習とか自分の勉強をして、寝る直前になると、毎晩、ナイフで鉛筆を削ったものです。

 

もちろんいくら昔だと言っても手で回すタイプの鉛筆削りもありましたし、 電動の鉛筆削りも昔からありました。

 

にもかかわらず、 わざと、ナイフを使って鉛筆を削ったのです。

 

どういうことかと言うと、 実際にやってみればわかることですが、機械で削った鉛筆というのは、すぐに先端が丸くなってしまうんです。

 

ところが、ナイフで丁寧に削るとどうなるかと言うと、芯の部分が太くて、先端が滑らかに尖るような形になるわけです。

 

例えて言えば、 拳銃とかライフル銃の弾丸みたいな形ですね。

 

そういう形になるように、ナイフで丁寧に削っていくわけです。

 

そして1日分で使うであろう鉛筆を例えば5本、 寝る前に揃えておくわけです。

 

そして明日も頑張るぞと布団に入るわけですね。

 

言ってみればそれが儀式になっていました。

 

特に受験生の頃は、毎日そういうことをやっていました。

 

想像してみてください。

 

真夜中に、勉強で疲れてふらふらになりながら、誰もいない部屋で、ナイフで鉛筆を研いでいるんです。

 

そう、削るというよりも研ぐという感じです。

 

筆記用具は勉強の武器です。

 

その武器を、毎晩、心を込めて磨くわけです。

 

何が何でも学年一位を獲りたいと、そういう思いで毎日勉強していましたので、大事な鉛筆もどのように扱っていたのですね。

 

プロスポーツ選手は自分が使う道具を大事に使うようです。

 

勉強についても、 アマチュアの感覚で取り込むのかそれともプロの感覚で取り組むのかによって、パフォーマンスはだいぶ変わってくると思います。

 

言葉で執念と言うとなんだか軽い感じになってしまいますけれども、毎日の儀式として、その執念を行動にしているわけです。

 

時代背景の違いはあると思いますが、他の誰でもない、私は、そんなふうにして受験勉強をしていたというお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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