ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
学校の先生というのは、学習指導要領で決められたことを、教育委員会や校長先生が決めたスケジュールでこなしていき、子どもを通信簿で等級付けしていくという仕事内容です。
一方、塾や受験予備校と言うのは、ほとんどの場合、保護者がすぐにテストの点数を上げて欲しい、あるいはできるだけ楽をして合格したい、という希望を叶えてあげるために最適なことを提供しています。
その結果、学校は年間予定を消化していくだけ、あるいは塾などは目先の要領の良さばかりが強調され、結果として、勉強を自分で楽しみながら進めていくための指導が全くされない、ということになります。
「余計なことを考えないこと」が最も大事なことで、また「寄り道や遠回りをしないこと」が、もっとも価値があるといった考え方にならなければ、テストで高得点できるようにはなりません。
テストの日程などの年間予定にいかにして合わせるか、決まりきった答えが即答できるためのトレーニングをいかにするか、といったことがテストで得点するためには必要と考えられ、その結果、自分では調べない、自分では考えない、誰かに答えを求める、といったような、思考力が弱い=生きる力が弱い子どもが「良い」とされているようです。
学校でも塾でも、結果的に、自分では調べない、自分では考えない、誰かに答えを求める、といったような、思考力が弱い=生きる力が弱い子どもが年々、どんどん作られているのだと思います。
そういう状況は年々悪化しているように見えます。
自分で調べる、自分で考える、自分で答えを探す、といった思考力が強い=生きる力が強い子どもは、将来のリーダーになるような子どもというわけですが、そういう子どもにするためには、少なくとも自分から調べる、という習慣づけは必要でしょう。
自分で調べ、自分で考え、自分で答えを導き出す。
そういうことは小学生か幼稚園児のうちにやるべきことで、そういった教育方針なのが、
です。
目先のテストの点数よりも、もっと長期的な視点で、できるだけ自分ひとりでどんどん勉強を進めていける行動力とバイタリティをもった子どもを育てる。
自分の子が、奴隷のように強制されなければ勉強できないバカな子どもになってしまう前に、賢い保護者であれば、予防策を考えるはずです。
中学生になってからでは遅すぎる。
かといって、まだ言うことを聞く小学生のうちだからと、「意味の無い」中学受験の問題を強制的に暗記させて、勉強が大嫌いな私立中学生にしてしまうという愚行も、したくないでしょう。
でも地域の子どもが全員集まるだけの公立中学校に無策で行かせることも恐ろしい。大事な子どもが汚染されてしまうのではないか?という恐怖もあるでしょう。
中学受験をしてもしなくても、どちらにしても、「自己防衛のために」公立中学校でも私立中学校でもどちらでも、トップの成績をキープできるような行動力とバイタリティをもった子どもになって欲しい。
本当の意味で生きる力が強い、子どもになってほしい。
そのためには、自分で辞書も引けないような、とことん考え抜くこともできないような、脳が弱い子どもになって欲しく無いですよね。
病気になってしまってから治療を考える前に、病気になりにくい体質を作りましょう。
それができるのは、幼稚園児か小学校低学年のうち、遅くとも小学4年生までなのです。