ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
恥ずかしい話ですが、塾の仕事をやるようになってから、脱腸になってしまいました。
おちんちんの脇の方から腸が飛び出してきて、手で押し込んでもまた時間がたつと飛び出してきて、 大変だということになって、病院を探すことになりました。
ネットで調べたところ、自然に治ることはないので、手術するしかないというのです。
でも脱腸の手術というのは、医者の免許を持っている人であれば誰でも経験する、最も初歩的な手術だということなので、日帰り入院で 治せるということなので、すぐに治ってしまうだろうと、日帰りで脱腸の手術を受けることにしたのです。
局所麻酔をしてお腹を切ったのですが、なるほど手術した当日に自宅に戻れたんですが、切腹したわけですから、ものすごく痛かったのです。
ところが話はこれでは終わりませんでした。
なんと半年も経たないうちにまた腸が出っ張ってきたのです。
手術の失敗ではないかと医者を訴えることもできましたけれども、手術を受ける前に書類を書いているので、裁判をしても勝ち目はないだろうと騒ぐのをやめました。
痛い思いをしたけれども、元々大した手術ではないのだからと、今度は大きな病院であれば大丈夫だろうと、1年も経たないうちにもう一度、切腹することにしたのです。
大きな総合病院ですから今度こそ大丈夫だろうということで、今度は全身麻酔で入院して手術を受けました。
全身麻酔ですから完全に意識がなくなり一時的に死んでしまった状態になりました。
やれやれ今度こそ本当に治ったんだろうと、信じたかったのですが、とんでもないことに
また半年もたたないうちに腸が出っ張ってきたのです。
総合病院の医者は、残念なことに、
あなたの場合はうちの病院ではもはや手の打ちようがない
と宣告したのです。
そこでその医者は、他の病院を紹介してくれることになりました。茨城県内に一人しかいないような特殊な技術と設備を持った病院があって、その医者に頼めば治るかもしれないと言われたのです。
すでに2回お腹を切っていて死ぬほど痛い経験をしていますので、選択の余地はありませんでした。
3回目の脱腸の手術は、心臓とか肝臓などの臓器移植を専門にしている、日本国内にも何人もいないようなものすごい技術を持った医者でした。
水戸医療センターの湯沢先生という方です。
筑波大学病院と兼務しているようでした。
ネットで調べたところ、患者をモルモット扱いにしているみたいな悪口を書いている人もいましたけれども、他人の内臓をくっつけてしまうような医者なわけですから、中には色々あったのでしょう。
本来は初歩的で単純であるはずの脱腸程度は、ブラックジャックみたいな先生にとっては、楽勝なはずだと思いました。
湯澤先生に相談してみると、内視鏡手術という手法で、痛みはほとんどないと言うのです。
お腹に3箇所穴を開けて、おなかの中にテレビカメラを入れて、遠隔で処置するというのです。
先生によれば、再発の可能性はゼロではないけれども、まあほとんど再発はしないでしょうということでした。
ものすごく物腰が柔らかく、説明も丁寧で、見るからに職人・専門家で、今度こそ信用・信頼できると確信しました。
体の負担を少なくするために、以前の手術で取り付けられた人工物を切り取らずに再利用して、しかも念のために脱腸になった左側とは逆の右側も調べてあげましたというのです。
徹底的に、再発しないように、究極の手術をしてくれたのです。
それから何年も経ちますが、三度目の正直と言うのか、3回目の手術でやっと完治しました。
医者と言っても、ものすごくレベルの差があるのだということを、痛い思いをして実感した出来事でした。
背中におできができたこともあって、
皮膚科で処置してもらいましたが、すぐに再発したこともありました。
それで本気になって調べたところ、形成外科の処置であれば、おできの原因まるごとを取り除いてしまうので、再発はありえないということでした。
形成外科に相談したところ、本当に完治してしまいました。
花粉症でも、同じ経験があります。
昔は、重症の花粉症患者でした。
でも、耳鼻科を変えたとたんに、症状が無くなって、二度と、苦しい思いをしなくなったのです。
なぜ、こんな話をしたのかというと、完治しない医者なんて、意味が無いと思うからです。
私は、塾長をやっていますが、勉強の面でも、同じようなことがあると思うのです。
私は、脱腸を完治させた湯沢先生とか、おできを完治させた形成外科の先生とか、花粉症を完治させた耳鼻科の先生とか、そういう人でありたいと思っています。
保護者の方や生徒さんから、本当に信頼してもらえる塾長でありたい。
保護者の方や生徒さんの信頼と期待に応えるために、自分もずっと学び続けているのです。