やる気が無い赤ん坊などいない。
もしいたら、それはやる気が無いのではなくて、病気である。
赤ちゃんは、生まれつき勉強したいし向上したいし、色々な事を知りたがる、モチベーションのカタマリ。
学ぶことは、本能であって、誰でも勉強は好きで生まれる。
それを、主に親がダメにする。
なぜかというと、
赤ちゃんも幼児も弱いので、生きていくだけで大変だ。
だから、親は命の危険と健康維持を考える。
そのために、安全に生活ができるように褒めたり叱ったりするが、それは効果的だ。
でも、それは生命維持と健康維持と最低限の社会生活ができるようになるためには効果的だが、それ以外、たとえば勉強については有害である。
なぜかというと、勉強は危険回避のために学ぶのではなく、成長の本能のためであるから、他人からあーだこーだ言われるべきものではないから。
生まれながらの本能としての向上心が、学ぶ・勉強するということなのである。
親のために、親が喜んでくれるために学ぶのではなく、本能で学びたいから自分のために学ぶのであって、褒めても叱ってもダメである。
なぜかというと、叱るというのは強制するとか制約するということなので、生まれながらの本能としての向上心とは反対だから。
かといって、褒めるというのは、褒める側が心理的に上で褒められる側が心理的に下ということなので、褒めることは相手にプレッシャーをかけることになって、逆効果である可能性がある。
実は、叱るのと褒めるのとは一見すると反対に見えるが、どちらも相手にプレッシャーをかけるという点では、同じ。
成績優秀な子どもにするためには、学びたいから自分のために学ぶという本能を、助長してあげればいいだけ。
具体的には、学ぶための環境を整えてあげて、学んだことを傾聴してあげればいいのである。