ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
セブンイレブンに入ると印象に残る曲が流れていますよね。
コマーシャルでも、同じ曲が流れます。
ずっと夢を見て~♪
忌野清志郎さんというアーチストの歌声で、亡くなられていますね。
彼には思い出があるのです。
大学時代に、いろいろなアルバイトをやった中で、彼のコンサートの警備のアルバイトをやったことがあるのです。
特に彼のファンだったということはなくて、名前さえもよく知らない状況だったのですが、ただの警備のアルバイトのつもりだったのに、とても印象に残りました。
変なヘアスタイルで変な化粧をしていて口の下に髭を生やしていて、着ている服装も奇抜な服装で、ひょろひょろに痩せていて、 とにかくものすごく変な格好でしたが、ロックンロールのアーティストですから、その変な人であるということ自体が商品なのでした。
だから、至近距離で初めて見た時、すごく変な人だなと思ったのですが、ファンたちがステージに押し寄せて来ないように警備するバイトの大学生の私たちに対して、ものすごく低姿勢でものすごく柔らかく、よろしくお願いしますと挨拶してくれたのです。
その時の印象が強烈で、ただのアルバイトとしてコンサート会場に入っていた私は、いっぺんで彼のファンになってしまいました。
と言っても、当時の私はブラックコンテンポラリーミュージックと言われたようなスティービーワンダーとか、 James Brown などの黒人音楽にはまっていた時期でしたので、コアなファンになるまでにはなりませんでしたが、忌野清志郎さんのあの奇抜ないでたちとは別に、歌の内容がほのぼのとした内容で、歌そのものにも興味を持ちました。
「曲がり角のところで こっちを見てたんだよね ベイベー 」
なんじゃこの変な曲は?
でも私は、コンサート会場でただのアルバイトの大学生の私にも馬鹿丁寧に挨拶してくれたような人でしたので、 忌野清志郎さんの人間性が分かった感じで、好きになりました。
結局、忌野清志郎さんは頭がいい人だったんだろうなと思います。
一見、ロックンロールなどをやっているのは頭が悪そうな人かなと思いがちですが、やっぱり頂点に上り詰めるような人は、間違いなく頭がいいわけですね。
中途半端な勉強をして中途半端に頭がいい人よりも、勉強ではない分野に対してではありますが、ものすごく頭を使ってものすごく努力した。そういうことなんじゃないかと思います。
忌野清志郎さんたちの時代は1年間で500組もデビューさせたというほどですから、当時の若者たちは我も我もと芸能とか音楽の道に殺到した様ですが、その中でトップに上り詰めた人というのはものすごく少ないわけですね。
たとえ短い期間だったとしても、何百というライバルたちをはねのけてトップに躍り出たということ自体が、馬鹿ではできないことだと思います。
まあ、テレビに出ている人はみんな頭が良くて、テレビを見ている人たちはみんなおバカだ、という話もあるぐらいですからね。
セブンイレブンに入るたびに忌野清志郎さんの歌が流れますから、もはやレジェンドになっているわけですね。
忌野清志郎さんに至近距離で会って、しかも深々と頭を下げてもらった人というのはそうは多くないと思いましたので、遠い日の懐かしい記憶を書き綴ってみました。