ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
高校に行かないで、3年間かけて高校で勉強したはずの同じ内容を、浪人して1年かけて勉強しなおすと、成績が上がるようなイメージがあるが、本当だろうか?
1年間浪人すると、100万円あるいはそれ以上、大手予備校に支払う「余計な費用」がかかると言われる。
それなのに、実態は、大手予備校講師によれば、
浪人生の4人に一人しか、偏差値は上がらなかった
というのが、長年の経験で、本当の話なのだそうだ。
そして、浪人生の4人に一人は、1年後も成績維持がやっと。だったという。
1年後でも、成績は変わらなかったのだ。
さらに、なんと、4人中2人、つまり2人に一人は、成績が下がってしまった。
なぜ、そんなひどいことになってしまったのか?というと、
そもそも意志が弱いから浪人したのであって、
高校の先生のコントロールが無くなってしまったことで、本人の意志の弱さが、浪人中はひどくなるからだ。
大手予備校には高校ほどの強制力が無いため、浪人すると、自由時間=遊ぶ時間が増えてしまうのだ。
「勉強している」と称して、遊んでしまう人が、浪人生の半分以上なのだ。
100万円あるいはそれ以上、大手予備校に「余計な費用」を支払った親の願いに反して、実に4人中3人までが、成績は変わらないか、あるいは悪化してしまったのだ。
それが現実なのである。
知人の例を話そう。
彼は現役で大学受験に失敗し、不合格になったので、一念発起して、浪人生活を送りながら、猛勉強した。
強い意志で1年間の猛勉強した結果、4人に1人しかいない「成績を上げること」に成功して、誰もがうらやむ第一志望の超難関有名国立大学に1年遅れで合格することができた。
そこまでは良かったのだが、問題は、そのあとだった。
親は公務員で高所得なわけではなかったので、浪人することに対する親のプレッシャーが凄まじかった。
だから、背水の陣を敷いて、浪人の1年間だけは、高校3年分を取り返そうと、死ぬような思いで激しい勉強をしたのだ。
ところが、合格してしまうと、浪人時代の1年間の反動が来てしまい、
大学では最初から最後まで成績が悪く、大学卒業は辛うじてできたものの、ずっと低空飛行を続けた。
その結果、成績が悪すぎて、就職ができなくなってしまった。
そして、その後、姿を消した。
なぜそうなったのか?というと、浪人時代の1年間が、あまりにも苦しすぎたのだ。
短期間に無理に詰め込んだ反動が、彼の一生を台無しにした。
「後で取り返せばいいや」というのは、そういう結末になる危険性がある。
「後でやればいいや」という行動パターンは、彼のように、その後の失敗を呼び寄せる。
なぜかというと、急激に無理をしたからだ。
無理しすぎたから、勉強だけではなく、何もかも、嫌になってしまったのだ。
浪人して猛勉強したことで、大学受験には成功した。
でも、それが人生の大失敗の始まりだった、というわけだ。
そんなことにならないためには、どうすればいいのか?というと、「急激にやらなければいいのだ」。
高1ならば、高1のうちにやるべきことを、やらなければいけない。
高2ならば、高2のうちにやるべきことを、やらなければいけない。
高3ならば、高3のうちにやるべきことを、やらなければいけない。
そうすれば、いつも無理していないので、習慣になっているから反動もなく、その後の一生も、うまくいく可能性が高い。
後で取り返そうとするのではなくて、今すぐ、毎日、やってしまう習慣をつけるのだ。
そういう行動パターンならば、反動は起こらない。
つまり、高校に入学した日から、大学入試のための毎日の準備を始めて、それを3年間続ける。
いや、高校の合格発表の翌日から、大学入試のための勉強を始めて、毎日、勉強を習慣化して、継続するのだ。
そのためには、サポーターとかコーチみたいな存在があった方がいい。
そういう機能を強力に持っているのが、受験予備校常勝なのだ。