ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
受験勉強で一番大事なもの って、何ですか?
受験勉強のやり方?
勉強のやり方なんて、色々な本に書かれています。塾長が受験生の時代には、片っ端から読んで研究しました。そして自分を実験台にして実行してみて、修正を繰り返していったものです。
今はインターネットに情報があふれ返っていますから、本代もかからずに、つまり無料で勉強のやり方を研究することもできますね。
ということは、「受験勉強のやり方」の価値なんて、下がり続けているのだと思います。
じゃあ、受験勉強で一番大事なものは、解き方とか暗記法とかテクニックみたいなものかな?
いやいや、それも、色々な本に書かれていますし、インターネットに情報があふれ返っています。
ということは、「受験のテクニック」の価値も、下がり続けているのだと思います。
少子化とはいえ、かつての大手受験予備校が大幅縮小や廃業したことは、「受験勉強のやり方」「受験のテクニック」の価値がガタ落ちしたことの結果もあるかもしれません。
大手受験予備校といえば年間100万円以上はかかると言われたようですが(私が学生の時は通ったことがなかったので伝聞ですが)、インターネットで探せば1000円とか無料で手に入る時代になったのですから、今の学生が羨ましく思えます。
昔の塾長みたいに家が貧乏でも大手受験予備校の「受験勉強のやり方」「受験のテクニック」といった情報が手に入るのですから。
この流れは、止められないですね。
昔の塾長が読み漁った本代さえもかからない?という時代。お手軽で、いいですね。
ならば、こんなお手軽な時代に、受験勉強で一番大事なもの って、何ですか?というと、
スピリッツ 哲学 戦略 だと思います。
「受験勉強のやり方」「受験のテクニック」みたいな戦術・戦闘レベルのことは、ほとんどタダで手に入る時代になった。
でも、「受験勉強によって得られる人生哲学」といったことは、お手軽にとは いきません。
なぜかというと、そこらへんに転がっているものなのではなく、行動の継続を伴ってしか、獲得できないものだから。
経験の蓄積・集積の裏打ちがあるからこそ、本物になるものだから。
どのように生きるべきか、といったことは、文字をささっと眺めて「そうだよね」で済むものではありませんね。
受験勉強は子どもにとっての仕事に相当することでもあるので、大人になってからの仕事に対する考え方や戦略に、直結すると思います。
たとえば、宝くじみたいな発想で受験勉強をした人は、社会人になってからも宝くじみたいな発想で仕事をしようとするでしょう。
たとえば、貯蓄の発想で受験勉強をした人は、社会人になってからも貯蓄の発想で仕事をしようとするでしょう。
たとえば、投資の発想で受験勉強をした人は、社会人になってからも投資の発想で仕事をしようとするでしょう。
たとえば、早起きは三文の徳 という価値観で受験勉強をした人は、社会人になってからも早起きは三文の徳 という価値観で仕事をしようとするでしょう。
三つ子の魂百までも ではありませんが、受験勉強で得たものは、生涯を支配するようになるでしょう。
なんでもいいから合格すればいいんじゃないの?という人は、受験勉強を通して得られるはずの教訓を何も得ずに、大人になっていくでしょう。
そして、そのように大した努力もせずに気楽に獲得できるものだ、という信念を持って生きるのでしょう。
水戸一高の校訓・校是のような
至誠一貫 堅忍力行 といった価値観で受験勉強をした人は、至誠一貫 堅忍力行 の指針で人生を生きていこうとするのでしょう。
私は、至誠一貫 堅忍力行 の指針を持った人を、特に応援・サポートしてあげたいと思います。