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考え方

勉強の中身よりも、はるかに重要なこと

その莫大な費用を掛けるだけの効果・狙いがあるから、義務教育というシステムが成立しているわけです。

 

私は毎日新聞社東京本社を退職した後、親戚に何にも警官がいるということで、私にも適性があるのではないかと思い、3年間だけ警察官をやって勤務中の事故が元で退職しましたけれども、大卒の資格で警察官の採用試験に合格すると、最初の半年間は警察学校に入校することになりました。

 

私の場合は栃木県でしたので、宇都宮市の警察学校に入校して半年間、警察官になるための教育を徹底的に受けたわけですが、その当時、大先輩の警察官である教官がこう言ったことを覚えています。

 

「警察学校に入校してから一人前の警察官に育てるまでに大体800万円ぐらいの費用がかかる。

 

もしすぐに辞められてしまうと、800万円ぐらいの税金を使ったということになるから、大損害ということになる。

 

だから、やめないでほしい。」

 

警察学校の教官がこんな話をしたのも、警察学校での訓練があまりにも厳しくてギブアップしてしまう人がいたからでしょう。

 

でも私は小学校時代から1日100キロ以上も自転車で走り回ったり、中学校の部活では1日500回腹筋運動をしたり、高校では柔道部で全身くまなく痛くて死にそうになりながら練習したり、あるいは大学でも走る程のスピードで麓から谷川岳の頂上まで一気に駆け登ったり、あるいは富士山の5合目から頂上まで一気に駆け上ったり、そういうことをずっとやっていましたので、警察学校での鬼のような猛特訓は、それほど辛くなかったのです。

 

その配属された警察署で私は2年以上勤務しましたけれども、仕事中の事故であったにも関わらず上司の保身のために「なかったこと」にされてしまい、労災保険も適用されず医療保険も使えずに自腹を切って病院に医療費全額を現金で支払わされたという屈辱的な出来事がなければ、おそらく辞めなかったと思います。

 

新聞沙汰になってもおかしくない大事件で、まだ警察官になって間もない部下を守る事さえ出来ない警察って何だろう?という強烈な不信感を持つことになりました。

 

以前はマスコミに勤めていましたから、マスコミを巻き込んで大騒ぎをすることもできたわけですが、そんなことをすれば全国ニュースの大事件になってしまいますから、ハラワタが煮えくり返るほど怒り狂っていましたけれども、退職願を叩きつけてやめてしまいました。

 

だから現在の職業につながってくるわけですけれども、採用されてたった半年間で800万円以上のコストがかかると、当時の警察学校の教官は教えてくれたのです。

 

貴重な税金をそんなに使ってなぜ大学を卒業しただけの若者に投資するのかと言うと、一般人の常識と警察官の常識はかなり違っていたりするからです。

 

分かりやすく言えば、警察官の人は毎日毎日悪人ばかり相手にするわけです。

 

一般人の生活をしていると想像もつかないことですが、世の中には犯罪者とかキチガイがたくさんいて、そういうのばかり毎日毎日相手にしているわけです。

 

最も極端な例で言えば、自殺だか他殺だかよくわからない状況で発見された焼死体を切り刻んで、司法解剖する現場に立ち会うこともありました。

 

人間の丸焼きを至近距離で観察したことがある人というのは、一般人にはいないと思います。

 

また、毎日のように拳銃を撃って、 毎日が戦争中のような、臨戦態勢でいたりするわけです。

 

こんなことは一般人をしていると想像もつかないことですが、一般人をそういう環境に入れるためには、心身ともに色々な教育をしなければ耐えられないわけです。

 

わかりやすい例で言えば、教育するというのは、例えばそういうことなのです。

 

新卒で就職した毎日新聞社の時も、東京本社の中枢部にいましたので、色々な研修をさせてもらいました。

 

その中で新入社員研修のようなものもあったわけですが、大学を卒業しただけの人などというのは、社会人の目から見ると、ほとんど何も分からないわけです。

 

教育というのは、ある特定の環境に順応できるように、心身ともに訓練をしていくことです。

 

元々ある一定の規格があって、その規格に適応できるように、一人の人間を教育していくわけです。

 

例えば昔、ビリーズブートキャンプというのが大流行しましたけれども、目的はダイエットであるにも関わらず、アメリカの軍隊の隊長であったビリーさんが一般人を軍人にするために教育するプログラムの一部を、 Boot Camp と言う軍隊の用語を使って、ダイエットのために応用したというものでした。

 

ビリー隊長自身は格闘技の達人でもあったようですが、日本でも空手とかキックボクシングなどの訓練を積んだ人が、同じようにダイエット目的の一般人に、指導してることも多いようです。

 

運動不足でぶよぶよの一般人を、筋肉隆々のアスリートのような身体に改造する。

 

それは結局ダイエットになるよね?ということでした。

 

教育というのは、そんなわけで、社会人としての常識を叩き込むとか、警察官としての常識を叩き込むとか、軍人として最低レベルのことを心身ともに叩き込むとか、規格に合っていない状態の人を目的の規格に適応できるように心身ともに叩き込むこと、改造すること、なのですね。

 

にもかかわらず、「教育」というのは、赤ちゃんが何かを習得していくこと、幼児が自転車の乗り方を覚えていくと、そういったことと同じことのように、勘違いされているわけですね。

 

何かを知りたい何かを学びたいと言った本能は、向上したいという本能と一緒に、誰の中にも元々あるわけですが、勉強自体を好きにさせることによって自ら勉強をして行くという、理想的な幼児教育がうまくいっている場合は非常に少なく、現実的には、学校教育のプログラムに組み込まれることによって、強制的に叩き込まれていくことになってしまう場合がほとんどなのです。

 

くだらない運動会とかバーベキュー大会とか、そういう子供だましみたいなことによって勉強好きにさせようと思っても、 そういうことは見当違いなのです。

 

飴と鞭ではありませんが、何かの報酬みたいな事を餌にして勉強するように仕向けたとしても、そういうことは短期的には良いですが、長期的には逆効果になるのです。

 

つまり、一見やる気を出しているように見えますけれども、勉強に関係のない見返りそのものが目的になっているので、そういう見返りがなくなると、当たり前ですが勉強しない状態になるわけです。

 

要するに、直接勉強に関係のないことをモチベーションの素という風に安易に考えると、結果的には勉強嫌いな人が出来上がってしまうということですね。

 

そうではなくて、本人が関心とか興味がある勉強の内容そのものに喜びを感じるということを経験させていかないと、 勉強好きな子供になることはないのです。

 

褒めるとか叱るとか、そんなことばかりやっていると、他人の顔色ばかりを伺う子供が出来上がることになります。

 

褒めたり叱ったりすればするほど、勉強嫌いな子供をどんどん作っていることになります。

 

なぜかと言うと、褒めても叱ってもどっちにしても、心理的に見れば、大人から子供に対する圧力に過ぎないからです。

 

子供が自分で勝手に勉強をしようとしているのをサポートするだけ、というのが正しい教育方針です。

 

そういう教育の方針は、できれば保育園とか幼稚園ぐらいの年齢でやるべきことなのですが、不完全だったという場合は小学生になってからでも、小学部のスーパー先取り学習によって軌道修正することは、ある程度は可能です。

 

中学生の年齢になってしまうと、間違った教育方針の結果、勉強そのものが大嫌いになってしまって、例えて言うならばボコボコにぶっ壊れた自動車みたいな状況になってしまうのですが、賢明な保護者であれば、間違った教育方針によってボコボコにぶっ壊れた自動車の状態になってしまうよりも前に、性能の良い壊れていない新車みたいな状態に、できれば小学校低学年のうちから計画的に作り上げてあげるのが、正しい教育方針だと思います。

 

一度ボコボコにぶっ壊れた自動車みたいな状態になってしまったものを新車みたいな状態にするというのはものすごい労力の無駄なわけで、そもそも壊れた状態にならないことを考えるのが賢明というものでしょう。

 

そういう理想的な教育というのは、褒めるわけでも叱るわけでもけなすわけでもなくて、学校のカリキュラムだったり親からの要求などを一切無視して、子供本人がやりたい勉強をやりたいように好きなだけやらせるということ、その結果、小学生であっても中学生や高校生の勉強をやっている、といったような状況にしてしまうことが、理想的なのだと思います。

 

その上で、自分の将来にとって必要で大事な勉強は、どういうものなのか。

 

そもそも学校というのはどういう組織なのか。

 

学校が目指している状態はどういう状態なのか。

 

そういった本質的なことを、できるだけ幼いうちから、教えてあげることが必要なのだと思います。

 

肉体的には幼くても、だいたい10歳ぐらいの知能があれば、大人が言っていることが正しいのか正しくないのか、ある程度の判断はできるはずです。

 

小学生の子供に、勉強するとは何なのか、学校とは何なのか、そういったことを教えてあげることが、勉強の中身よりも、はるかに重要なのだと思います。

 

 

 

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