受験予備校常勝の吉村仁です。
今月の塾テストが終わりました。
受験予備校常勝では、その日のうちに自己採点をしていますので、
テストの当日には予想点数が分かります。
すると、一般的には学校のテストよりも良くない点数になることが多いのですが、
塾テストは受験をイメージしているので、
出題範囲も広いし問題も少し難しいので、
学校のテストで100点がとれる人でも、
塾テストで100点はなかなか取れないものです。
でも、○○高校に合格するためには○○点が必要だ、
という話は、学校のテストの点数ではなくて、
塾テストの点数のことを言っているのです。
どういうわけだか、
500点満点で400点ぐらいの人というのは、
いつも400点ぐらいになるし、
300点ぐういの人は、
いつも300点ぐらいになることが多いものです。
なぜかというと、
その人なりの基準とかスタンダードというのがあって、
それ自体が変わらない限り、
ちょっと頑張ったとか手抜きしたとか、
そういう「誤差」の範囲内で上がったり下がったりするもので、
考え方とか行動パターンとか自体が変化・進化・改善しない限り、
結果・成果・アウトプットが変わるわけがないのです。
だから、100点が出せる人は何回も100点が出せるし、
70点ぐらいの人は不思議なほどにいつも・どの教科も、
70点前後に落ち着くのです。
パレートの法則と言うのがあります。
2対8の法則とか20対80の法則とか言われます。
シンプルな法則ですが、
これだけでも先述の「謎」の、説明がつきます。
結果の80%は、実は20%の努力に由来する。
努力の80%は、実は結果全体の20%にしかならない。
比で言えば、2対8というのは1対4のことですから4倍の開きがあるということです。
80点を取るための努力を1とすると、
実は残りの20点を取るためにはその4倍の努力が必要になる
という意味になります。
表面的な点数でいえば20点差ですが、その裏付けとなる努力の差は4倍差にもなる。
これは、学年1位を何度もとった人ならば実感できるでしょう。
それ以外の人には、信じられない話でしょう。
80点ぐらいの人にも、同じことが言えます。
80点のうちの8割つまり64点相当は、80点をとるためにした勉強全体の2割の結果で、
80点をとるためにした勉強全体の8割は、実は80点のうちの2割つまり16点にしか繋がっていない。
そこを踏まえて、
あなたは、結局、何点がとりたいのですか?
それによって、必要な勉強の全体が、
圧倒的な差で違ってくるのです。