ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
学年末テストが終わった中学校があり、またこれからの中学校もありますけれども、
テストのための勉強というのはテストの直前にやるものではなくて、 テストの直後から次のテストに向けてスタートするべきものだと思います。
成績が悪い人というのは、テストが終わるとテスト勉強が終わったからといって勉強しなくなったりするんですね。
するとどうなるかと言うと、 テストの直前に詰め込んだ暗記した内容などを急激に忘れていくわけですね。
なぜそうなるかと言うと、そういう人にとっては勉強することが苦しいことだからなんですね。
勉強が苦しいんだけれども、テストである程度の点数を取らないと親が怒ったりするので、やむを得ずテストの直前だけ詰め込みの勉強をするわけですね。
だからその反動で、テストが終わったら勉強自体をしなくなってしまうわけですね。
こういうわけですから、気晴らしと称して、一生懸命覚えたことを忘れる努力をするんですね。
どうして忘れてしまったんだろうというのではなくて、積極的に忘れるようにするわけですね。
テストの直前に慌ててテスト勉強をしている人というのは、 毎回それを繰り返しているわけですね。
だから次のテストになった時には、また一から覚え直すわけですね。
毎回毎回そのような調子ですから、泣きながら100点を出したとしても、その状態が続かないんですね。
根本的に、その人の勉強は苦行になってしまっているからですね。
一方コンスタントにいつも成績が良い人と言うと、その正反対をやっているわけですね。
テストが終わったら、 翌日からは次のテストに向けての勉強をスタートする。
なぜかと言うと、 その人にとっては勉強は苦行じゃなくて、楽しみだからですね。
前回のテストは出来はどうだったかな、この辺りがまだ不完全だったなぁ、次のテストに向けて早めにスタートしないといけないよな、という具合に、テストが終わったから終わりなのではなくて、単に一つのテストが終わっただけのことで、すぐに次のテストの準備を始めるわけですね。
そうするとどうなるのかと言うと、誰よりも早くスタートを切っているわけですから、誰よりも早く、テスト範囲の勉強が終わってしまうわけですね。
だから次のテストも、 余裕をもって100点を取ることができるわけですね。
ちょっと失敗しても98点ぐらいの点数だったりするわけです。
そんなわけで、基本的に成績が良い人と成績が悪い人というのは行動が正反対なんですね。
そういう天と地ほどの違いというのは、元を辿れば、小学校時代にさかのぼると言えます。
小学校時代に、自分は100点を取るのが当然の人だというような高いセルフイメージを持った人は、常に100点を取り続けるような勉強を続けていて、勉強していること自体が楽しいわけですね。
知的好奇心とか闘争本能・競争心というのは誰にでもありますけれども、そういう本能を、テストの点数に結びつくような勉強に活かしているのですね。
そして常に結果を出し続けて、毎回毎回快感を味わっているわけですね。
好循環に入っているわけです。
ところが成績が悪い人というのは悪循環の状態なんですね。
勉強は苦しいから嫌だ、だから勉強したくない。
勉強しないから結果が出ない。
結果が出ないから勉強なんか嫌だ。
と延々と繰り返しているわけですね。
ということは、成績が悪い人の成績を良くするためには、勉強頑張ってみたらば結果が良くなって、気分がいいものだ、という経験が何よりも必要なんですね。
そしてそれを一回で終わらせるのではなくて、2回3回と繰り返す。
そうやって、勉強が嫌いだとか勉強は嫌だと言ったような思い込みを、書き換えるわけですね。
そういう指導を毎日、やっているのです。