私事ですが、母が緊急入院しました。大腿骨を折り、骨の中に金属を埋め込む大手術でした。おかげさまで手術は成功しました。2週間後に退院の予定です。
実は、母の入院は半年ごとに3回目です。最初は圧迫骨折、2回目は栄養失調、そして3回目は大腿骨骨折です。
母は、パーキンソン病で認知症なのです。長年、自宅介護してきましたが、前回の入院の時に限界になり、老人ホームに入りました。ですが、ホームでも骨折しました。
老化は悲しいですね。
泣き言を言いたいのではありません。同情を買いたいのでもありません。
ただ、老化は、誰にも止められないんだな、とつくづく思うわけです。
子どもの頃は、早く成長してほしい、と願うのですが、25歳ぐらいから老化が始まります。
そうなるとあべこべに、老化しないでほしい、止まって欲しい、と願うわけです。
そして30歳40歳と、ゆるやかに死に近づいていくわけですね。
あたりまえのことなのに、他人事のうちは、実感がありません。
でも、身近なことになると、一気に痛いほどの実感がありますね。
ひたちなか市で塾を始めてから、早くも20年になります。私も白髪頭になってしまいました。
同級生は、両親とも死んだそうです。私も、父は震災の年に死にました。
母には長生きして欲しいですが、認知症になってしまった母を見ていて、人生のことを考えてしまいます。
塾の生徒様にはいつも申し上げているのですが、勉強や受験って、良くても悪くても、命に別状はありません。
ですから、所詮はゲームです。受験というゲームをどう楽しむか?が人それぞれに違うだけですよね。
でも、ゲームという点では、人生そのものも同じですね。
おじいちゃんおばあちゃん世代の頑張りによって、今でも日本は世界3位の経済大国です。
また、政府・政治家や自衛隊の皆様などが、平和を守って下さっています。
ですから、どう生きようが、基本的には、命に別状はありません。ありがたいことです。
子どもでも大人でも、健常者でも障がい者でも、どうゲームを楽しむか?
微力ながら、そのサポートをさせていただいております。