ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
やる気があるとかないとか、よく言いますよね。
やる気がなかなか出ないので、やる気を出させてくれる塾がいいとか。
受験予備校常勝も、モチベーションアップには自信がありますけれども、
でも理想的には、やる気というのは他人から与えられるものではなくて、
「自分以外の全員がやる気がなかったとしても自分で勝手にやる気を出す」ぐらいであることが理想ですよね。
人間の分類には血液型とか性格とか色々ありますけれども、やる気があるとか無いとかいう点で言うと3種類あって、
まず一つ目は、太陽のように自分で勝手に光り輝いているような、周りをやる気にさせるほどのパワーを持っている人間がいますよね。
二つ目には、そこまでのパワーはないけれども、何かの影響によって光り輝くことができると言う、惑星みたいな人もいますよね。
そして三つ目には、褒めようが叱ろうが、檄を飛ばそうが、全然その気にならないというような、まるで暗黒星雲かブラックホールか、みたいな人もいますよね。
そんなわけで、本当は勉強だけではありませんけれども、少なくとも勉強について言えば、
放っておいてもバリバリと勉強を頑張るようなタイプと、
誰かの影響によって勉強を頑張ろうとするタイプと、
誰が影響を与えようが勉強を頑張ろうとしないタイプと、
3種類あるわけですね。
じゃあその違いはどこから来るのかと言うと、最大の違いは目標の違いだと思います。
まずは目標があるのかないのかということですね。
目標もないのに頑張るはずがないですね。
目標があるとしても、 大して頑張らなくても直ぐに手が届きそうに思えるのであれば、大して頑張るはずがないですね。
現在の環境は、大人だろうが子供だろうが、周囲の誰を見回してもそんなに頑張っているように見えない、そういう時代ですから、そんなに頑張らなくても何とかなりそうに思えるというのは、今の子供達にとっては仕方がないことだと思います。
ちんたらやっていても何とかなりそうだという風に思えるからですね。
簡単に言えば、命に別状がないわけですね。
そんなわけですから、必死になるはずがないんですね。
次に、目標はあるんだけれども、 その目標に対して頑張らなければならないということは頭では分かっているんだけれども、現実的に、頑張ることができないという状況ですね。
この場合は、やる気がないのではなくて、やる気を継続することができないわけですね。
モチベーションとかやる気とか、言い方はどうでもいいですけれども、要するに、 パワーが足りないわけですね。
なぜパワーが足りないのかと言うと、その目標が命に別状があるとかないとかは別として、そもそも、本人にとっては精一杯頑張っているつもりなんだけれども、そのパワーが枯れてしまうわけですね。
エネルギーという表現を使えば、より適切かもしれないですね。
モチベーションとかやる気とか、要するに、エネルギーの問題なんだと思うのです。
生命エネルギーですから、持って生まれた体力的な問題と、生まれた後に形成された資質と、先天的と後天的と両方でしょうけれども、
要するに今の時点で持っているエネルギーの総量だと思います。
受験勉強に注ぎ込むべきエネルギーの総量が、そもそも足りない人がいるわけです。
そういうのを、結局は能力がない、と表現することもできるのかもしれませんが、長い間たくさんの生徒たちを観察してきて、他人がどれだけ発破をかけようが、本人が持っているエネルギーそのものが少ないので、すぐに枯れてしまうわけですね。
そういうことは特に部活が盛んな時期には強く感じます。
学校の勉強と部活によってエネルギーを全て吸い取られてしまって、塾に来た頃には、エネルギーが残っていないんですね。
1日単位で言ってもそういうことで、受験勉強のようにもっと長期間となると、その長時間頑張り続けるということに耐え切れなくなる人がいるわけです。
エネルギーが無くなってしまうわけですね。
ですから、「今はまだ頑張っていないけれども頑張ればできるよ!」という言い方がありますが、それはおかしな話で、頑張れているということ自体が、エネルギーがあるということですから、能力があるということになるわけで、
今はまだ頑張れていないのであれば、頑張れるほどのエネルギーが無いのではないか? 言い換えれば、能力そのものが足りないのではないか?とさえ言えるのではないかと思います。
やる気とかモチベーションがどこかから湧いてくるのかと言うと、 その源は怒りの感情だったり強烈な向上心だったり、あるいはライバルに負けている悔しさだったり、感情のパワーなんだと思います。
あるいは、自分は目標に到達することが当然だというような確信する力。そういう確信力も、やる気とかモチベーションの源になると思います。
確信ができるという段階で、すでにエネルギーがあるということですね。
エネルギーが足りない場合は、迷ってばかりいるような状況になって、確信そのものができないわけですね。
理屈は分かったけれども、
具体的に自分の子供が、受験に成功するエネルギーを持っているのかいないのか?
そんなことは、やってみなければ分かりません。
具体的な行動をスタートした上で、すぐにやる気がなくなってしまうような場合は、元々のエネルギーが足りなかったということになるのでしょうし、
具体的な行動をスタートしてみたら、すぐにやる気がなくなってしまうようなことがなくて、受験勉強という大変なことを長期間継続することができた、という場合は結果として、実は元々のエネルギーが十分にあった、ということなのだと思います。
事前に測定するということはほとんど不可能に近くて、
毎日の勉強を長期間継続してみたところで、途中経過として、やる気とかモチベーションといったようなエネルギーの量が推理できる、そんな感じでしょう。
合格とか不合格とか、最終的な結果が出るよりもずっと手前の段階で、そもそも合格することが可能なのか不可能なのか、そのためのエネルギーがあるのかないのか、日々観察していれば、近未来の合格や不合格はかなりの確率で分かりますね。
目標達成して合格する人というのは、合格するという結果に至るだいぶ手前の段階で、かなり高い確率で予想できるものです。
そういうわけで、合格したい志望校があるのであれば、頭で考えているだけではなくて、具体的な日々の勉強を、すぐにスタートすることをお勧めします。
そうすれば、合格に必要なエネルギーがあるのかないのか、誰に言われるでもなく、自分でも分かってくると思いますよ。