ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
小学生に「将来の夢は何ですか?」と聞くと、プロ野球選手とかサッカー選手になりたいと答える人は多いですよね。あるいは学者になりたいとか医者になりたいとか答える人も結構多いと思います。
ところが、同じ質問を中学生にすると、状況はガラッと変わります。医療関係の仕事に就きたいという風に答える人は結構多いですが、プロ野球選手やサッカー選手になりたいと答える中学生は、ものすごく少なくなりますね。
どうしてそういうことになるのかと言うと、スポーツの場合は実力があるかないか、ものすごくはっきりと出ますから、「自分の場合はどれだけ訓練をしたとしても才能がなさそうだ」ということが、かなり早い段階で分かってくるわけですね。
そういうわけで、将来は野球のプロ選手とかサッカーのプロの選手になりたいと答える人は小学生のうちは多いけれども、それが現実的に可能だという風に考える人は、年々減っていくわけですね。
実績が全くないのだから、自分には才能がないのだと、諦めていくわけですね。
例えば、本当にプロのスポーツ選手になってしまう人は、小学校の時にものすごく走るのが速いとか、あるいは3歳から毎日毎日練習を続けているとか、ちょっと普通の人とは違う毎日を過ごしているわけですね。
夢や希望を語るのは誰にもできますけれども、それを実現するための行動を毎日続けるとなると、ほとんどの人がそれが出来ないわけです。
スポーツの場合は見た目でものすごくはっきりとわかりますので、中学生ぐらいで早々と夢をあきらめてしまうわけですね。
真似ができないから。
芸術とか芸能などについても、似たようなことが言えるかもしれません。
一方、勉強の場合は義務教育自体が中学校3年生までは強制になっているので、勉強だったら何とか、なりそうだという風に、多くの人が考えるわけですね。
実際のところ、高校に合格するとか大学に進学するとか、その程度のことであれば、プロのスポーツ選手になるほどの難しさは無いわけですね。
スポーツにしても芸術や芸能などにしても、一種の天才みたいな人でなければ、その道のプロになること自体がとても難しいわけです。
その難しさを考えれば、
そこそこに勉強ができるようになることは、とても簡単なこと
ですね。
要するに、凡人だからこそ勉強をするしかないという感じですね。
勉強の世界でも天才的な人というのはいます。
でも幸いにして、本物の天才などというのは東京大学のトップ5%程度しかいませんので、
いわゆる秀才になることを考えればいいわけですね。
生まれた時から持っている才能ではなくて、努力と頑張りによって何とかしようということですね。
だから凡人でも的確な努力さえしていれば、東京大学レベルに合格することもありえなくは ないわけですね。
でも、例えば水戸一高に合格したいとか東大に合格したいとか、そういったことを「考える」のは自由ですけれども、それを実現するためにはどれほどの勉強をしなければならないのか、見当がつかない場合が多いわけですね。
まったく経験がないので、イメージが湧かないわけですね。
でも、東京大学のトップ5%以外は全員、努力によって磨いてきた秀才ばかりですから、 努力と頑張りによって秀才になるための方法をできるだけ早い段階で学んでおけば、実現することは可能になるわけです。
なぜ、できるだけ早い段階なのかと言うと、 気が付くのが遅すぎると時間切れになってしまう可能性があるからです。
小学生のうちは中学生のように忙しくありませんので、おけいこごとなどをして時間をつぶしてしまうことが多いと思いますが、できれば小学生のうちに可能な限り色々な勉強をしておいた方が、いいと思います。
特に大事なことは、例えば東京大学に合格するためには高校生の段階ではどのくらい勉強するべきなのか、中学生の段階ではどのくらい勉強するべきなのか、そういったイメージが小学生のうちに作られていれば、かなり計画的に実現できることになるわけです。
不思議なことに、そういうこと教えてくれる人は、学校の先生にも塾の先生にも、ほとんどいないと思います。
知らなかったとか、知るのが遅すぎたという理由で、実現の可能性がどんどん無くなっていくことは、悲しいことだと思います。
だから私は、出来るだけ低学年のうちに、将来に対するイメージを持ってもらえるように、そういう指導を続けています。