ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
眠っている時間を除いてほとんど毎秒、起きている時間帯で言うと
大体1日6万回ぐらい脳は何かを考えていて、
しかもそのうちの95%は昨日と同じことを考えていて、さらにその内容は80%ぐらいは悪いことを考えているというのですね。
いわゆる勉強ができるとかできないとかそういうことは関係なしに、誰でも毎日6万回何かを考えているというのです。
その内容は、例えば、今日のお昼ご飯は何にしようとか、あの人信号無視していて危ないなとか、昨日テレビで見た番組のことを思い出していたり、とにかくありとあらゆることを考えている。
今は受験の真っ最中ですけれども、受験生の場合は朝昼晩と、受験勉強の内容で頭の中が占領されていますね。
でも厳密に言えば受験勉強に全く関係のない、例えば興味がある誰さんのことを考えていたりするんですね。
誰でも一日6万回考えているとすると、一人一人違っているのはその考えている内容になるのですね。
例えば6万回のうち3万回は数学のことを考えていたりする。
例えば6万回のうち3万回は自分が合格できるかどうか不安だと言ったようなことを考えていたりする。
誰だって自分が1日6万回も考えているなんて意識していませんので、そのほとんどは無意識のうちに行われているわけですね。
ということは、無意識のうちに考えている内容をどのような内容にするかによって、近い未来の結果が変わってくるんでしょうね。
無意識なんだからコントロールできないじゃんということかもしれませんが、意識できる部分でもって、無意識レベルを刺激していくしかないわけですね。
例えば偉大な業績を残す人というのは、意識的に自分が問題意識を持っていることを考え続けているわけですね。
例えば研究者の人は寝ても覚めても研究の内容を考え続けていたりする。
スポーツ選手であれば寝ても覚めてもそのスポーツのテクニックのことを考えていたりする。
いつもそれをやっているので、無意識のレベルもまた、研究の内容だったりスポーツのテクニックだったり、要するに脳ミソ全体がそのことで占領されていくわけですね。
頭の中が一杯というやつですね。
寝入りばなとか寝起きとか、トイレでぼーっとしてる時とか、あるいは運転中とか、乗り物に乗っている時とか、そういう時にハッと閃くことがあると言いますけれども、それというのも無意識レベルで考え続けていることの証拠なんでしょうね。
1日6万回も何かを考え続けていると言う、ものすごい能力が誰にでもあるとするならば、そのパワーを、自分が目的とすること一点に、集中させたいものですね。
80%は悪いことを考えがちだというのはコントロールできないのかもしれませんが、たとえ残りの20%にしても、 1万回以上も答えを探すことでしょうから、自分が持っているその脳みそのパワーを活かしたいものですよね。
網様体賦活系と言って、自分が関心がある、興味があることを自動的にサーチして探し出す能力が脳みそには備わっている、という話がありますが、
受験生は、その生まれ持っている能力を、最大限に発揮してほしいですね。