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サムライ昇龍

400時間のパイロットと4000時間のパイロットと40000時間のパイロット

ひたちなか市の個別指導塾・進学塾・学習塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。

昔、空を飛んでいました。ドローンが普及する前の時代ですが、ハンググライダー、パラグライダー、モーターパラグライダーがバンバン飛んでいた時代がありましたが、私も飛んでいました。

ハンググライダーは習得するのに相当大変な訓練を必要とし、その上、操縦も難しくて墜落も多く、危険すぎるということで今ではほとんど無くなってしまいましたね。

ハンググライダーよりは安全だ、ということでパラグライダーが普及し、ハンググライダーからパラグライダーに鞍替えした人も多いようでしたが、パラシュートとはいっても基本的にはグライダーなのでスピードも出るし、操縦不能になって高圧鉄塔にひっかかって事故になる、などという事故も多くなってこれも普及しなくなったようです。

またパラグライダーもハンググライダーも飛び降りるだけなので飛べる場所もかなり限られる、というのも、やっている人が減ったのではないか?ということの原因になっていると思います。

空は自由なはずなのに、実は全然、自由ではなかった、と。

ということで、田んぼからも近所の空地からも飛び上がれる、唯一の乗り物だからということでモーターパラグライダーを習い、主に利根川の近くなどで何十回も飛んでいました。

ゲリラ的に涸沼の近くで飛んだりもしました。

でも、法律的には「浮遊物」の扱いだからこそ自由に飛べるわけで、実は空は自由な空間ではないのだ、ということを、すぐに知ることになりました。

基本的には、日本の空は米軍と自衛隊の空であって、飛行機というのは米軍と自衛隊の許可のもとで飛んでいい空だけ飛んでいる、ということを知ったのです。

空にも道があって、空の道を飛行機は飛んでいる。

ある時、私が上空数百メートルを飛んでいると、その遥か下を戦闘機が飛んだことがあって、ぞっとしました。ああ、自分は「浮遊物」なのだった、と、飛ぶことの怖さを実感したのです。

それもあって、装備を全部売り払い、完全に止めてしまいました。

当時の周囲の人の中には、落下して入院した人もいて、新聞沙汰になったりしたので、それが怖かったことも止めた理由でした。

ただ空を眺めているだけならば、自由に空を飛びたいなあ、と思うだけだと思うのですが、実際にドラえもんみたいに飛んでみると、実は、制約だらけで、自由ではなかったのです。

でも、学んだこともたくさんありました。

趣味レベルの民間資格とはいっても、一応、パイロットだったので、パイロットとしての経験もしたと思います。

そのパイロットがどういうレベルなのかを計る指標の中に、「400時間のパイロット」という言い方がありました。

「4000時間のパイロット」と「40000時間のパイロット」では、どう見ても40000時間のパイロットの方が力量が上だ、ということです。

空を飛ぶということは、いつも命がけです。命がけのレベルだと、真剣さの度合いはいつもマックスなわけで、テキトーにやっている時間などというものは無いだろうと推定されるので、そういう前提では、「4000時間のパイロット」と「40000時間のパイロット」といった比較の仕方をするんだなあ、と思ったものです。

船乗りの世界でも、プロはそういう比較をするのでしょうか?

ということで、そういう発想を勉強にも応用すると、もしも有意義な勉強を真剣にやっているとするならば、「400時間の受験生」と「4000時間の受験生」という比較ができるのではないか?と思います。

でも、勉強の世界になると、急にどうでもよくなってしまう場合が多いようで、有意義な勉強を真剣にやっているか?命がけのレベルでやっているか?ということ自体が、ものすごく差があるように思います。

というのも、子どもを相手にする場合が多いので、お稽古事と混同しがちだから、なのでしょう。要するに、こどもだましレベルが横行してしまう、ということですね。

しかも、たとえば不合格になっても命に別状はありませんので、不真面目に勉強してもいいわけです。

・・・命がけの勉強、って、苦しみながらの勉強ですか?と勘違いしそうですが、命がけイコール苦しい、とは限りませんね。

空を飛ぶのは楽しいし、海を駆けるのもワクワクするわけで、命がけだけども楽しい、命がけだからこそワクワクする、ということもあるわけですね。

勉強にしてもそうで、必死に真剣に勉強するからこその楽しさや嬉しさもある。

苦しいか楽しいかは、真剣かどうかとは別、だと思います。

というより、楽しいにはアッパラパーな楽しいと知的に楽しいとか充実したとか、そういう違いがあるので、アッパラパーなアホっぽい楽しさなんて、勉強には有害じゃないか?とさえ思います。

ということで、興味深いワクワクする勉強を真剣にやる。それを、400時間よりも4000時間やった人の方が力量は上になるのではないでしょうか。

 

昨日で夏期講習は終わりましたが、あなたは400時間パイロットでしたか?それとも、40時間パイロットでしたか?

 

 

 

 

空飛ぶ塾長

 

 

 

 

 

 

 

 

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