ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾

受験予備校常勝の塾長の吉村です。

秋田先生という方が

首都圏私立大学がどのくらい難化したのかザックリと検証してみた

という、

非常に説得力がある記事を公開されている。

早稲田大学

明治大学

東洋大学

の受験状況から、

近年の有名＝人気がある私立大学の傾向を読み解くと、

志願者数は増えているのに、

合格者数は減っている

と、分かる。

有名私立大学の合格が、

難しくなっているのだ。

なぜそうなったのか？

といえば、

以前、このブログにも書いたことがあるが、

多くの高校生が、

受験科目の少ない私立文系大学を志願するからで、

5教科が必要な国公立大学を避けて

数学と理科が無い私立文系の大学に流れるから、

というわけだ。

しかも、

有名ということは

日本全国、ほぼ誰でも知っているということなわけで、

誰も知らない大学よりも、

誰でも知っている大学を志願する、

というのは、

当たり前なわけだ。

だから、

定員割れする私立大学も多い中で、

みんなが知っている有名大学は、

受験者が殺到する。

その傾向が、

悪化しているわけだ。

その反面、

文科省の圧力があるので、

大学側は、合格者を絞っている。

結果、

受験科目が少ないから、

と易きに流れると、

他の高校生も同じだから、

という理由で、

修羅場となる。

このことは以前から言ってきたが、

数字があれば、

説得力が増す。

今後の対策を考えてみると、

秋田先生が

首都圏私立大学がどのくらい難化したのかザックリと検証してみた

で　おっしゃっているように、

国公立大学の受験を想定せよ、

と、なるだろう。

国公立大学の受験　とは、

数学を「捨てない」ということだ。

高校生は、

いや、中学生のうちから、

数学を捨ててはならない、

と、できるだけ早い段階で、

数学に力を入れることだ。

そもそも、

文系とか理系とか、

昔から言われるが、

その言葉は、

主に私立大学をイメージして使われると思う。

数学が必要か、

数学が必要無いか、

という意味で、だ。

実際のところ、

東大に合格するような高校生は、

文系でも、数学が抜群にできる。

国公立大学も東大レベルだと、

文系も理系もあまり関係ない、

というわけだ。

以前、現役の東大生を講師として雇ったことがあるが、

彼が言っていたのは、

「数学って、結局は暗記ですからね」

つまり、

問題や解法を覚えないことには

数学が解けるはずがない、

という意味では、

数学も、

暗記力が必要だ、

ということで、

数学ができない　というのは、

要するに、覚えてしまうまで勉強していないだけ、

とも、言えるわけだ。

できる　できない　には、

程度の問題があるが、

少なくとも、

数学を捨てない方が、

安全だ。

なぜかというと、

国公立大学が射程に入り、

私立大学はオプションになるから。

望むなら、

私立文系大学よりは競争が楽な、

理系に進学することもできる。

大学だけではなく、

就職の時にも、

有利になる、

ともいえるのだ。

数学を捨てるな。

中学生のうちから、

こういうことは、

知っていた方がいい。

高校部