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考え方

南方熊楠

ひたちなか市の進学塾・学習塾

受験予備校常勝の塾長の吉村です。

 

 

学生の頃、

「南方熊楠」について書かれた本を読み、

感動した覚えがある。

 

いわゆる天才というのか、

学校教育の範囲を超越した

博識の人

というのに、

憧れの感情を持った。

 

時代背景もあるのだが、

枠が「無い」と思われるような

その好奇心と情熱には、

感動したものだ。

 

情報といえば

新聞ぐらいしかなかった時代に

「博物学者」

という存在がいた、

というのは、

驚きだった。

 

いわゆる受験だとか、

学校教育の縛りに囚われない、

完全に自由な学問というものに、

憧れた。

 

残念ながら、

学者として生きていくことは

自分にはできなかったが、

仙人のようなその生き様は

究極に思えた。

 

 

トリビア

という言葉があるが、

博識であること

というのは、

情報が制限されていた時代には、

非常に価値があったのだと思う。

 

でも、

インターネットやマスメディアの普及で、

それを爆発的に広げた南方熊楠スマホの普及で、

一気に、

「博識であること」

の価値が暴落した。

 

「そんなこと、

ウィキペディアに書いてあるよ」

で、

一笑に付されてしまう、

という時代になったのだ。

 

南方熊楠は、

学者としての功績が残ったが、

その手前ぐらいの博識さでは、

ただのオタク

ただの変人

ということになってしまい、

 

そんなもの、

南方熊楠スマホで調べれば出てくるよ

で、終わってしまう様になったのだと思う。

 

 

情報の価値が、

無くなったのだ。

 

 

いつも思うのだが、

 

義務教育程度の知識なんか、

その情報そのものの「価値」なんか、

ほとんどゼロになったのだと思う。

 

大事なことは、

その「情報」そのものではなくて、

その「扱い方」の方だ、

と、日々、思う。

 

 

受験予備校常勝では、

そういう考え方で、

やっている。

 

 

 

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