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考え方

サブノート

ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。

サブノートって聞いたことありますか?塾生にはいつも言っているのですが、知らない言葉が出てきた時には、まずはその言葉を分解すればいいんです。サブというのは副会長の副とか補佐とかそういう意味を持っていますよね。それでノートというのはまあノートそのものということは、サブノートって補助的なノートだという意味になりますね。

 

ネットで調べてみると解説がでてきました。

 

https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%96%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-275892

 

まさに補助的なノートということですね。ということで、分解して推理する癖をつけていくと、知らない言葉が出てきたとしてもかなり高い確率で当たるようになります。 100%正確である保証はありませんので、もちろん後で正確なところを調べる必要はありますけれども、推理して確認するというプロセスをやっていくことで的中率を上げて行くことはできますね。

 

サブノートに話を戻しますと、そもそもノートと言う言葉には色々な意味や用途があって、メモ書きみたいな自由に書き殴るノートと、授業を書きとるような記録簿とか録音や録画みたいな意味のノート、あるいは問題を解く手段として解答用紙のように答えを書き込むノート 、などの分類がありますが、サブノートと言うと清書とかまとめのノートということになるでしょう。

 

私もやりましたけれども、昔の学生は授業を受けたらその復習として、まとめなおす、あるいは問題を解いてみて間違えた場合その問題の解き直しをしてまとめなおす、あるいは参考書を読んでそれを要約する、そういったことをサブノートに書いていったものです。

 

手作りの自分専用の参考書ということですね。

 

自分のための自分専用の手作りの参考書ということですから、それを作る時にとても満足を覚えるものです 。でもそれを作ること自体が目的になってしまって、実はその内容をテストまでに覚えなかったとか、あるいは間違えた方に覚えてしまったとか、そういうことがあり得ることは欠点です。

 

そもそもサブノートを作るためにはものすごく時間も労力も必要になりますから、昔の学生に比べると勉強しなくなった最近の学生はほとんどサブノートを作るなどということをしなくなったようですけれども、 もしやるのであれば、参考書に手を加える、あるいは問題集に手を加える、あるいは授業ノートに手を加える、といったように、カット&ペーストの考え方を使うのが最も効率的だと思います。

 

参考書や問題集などの材料を切り貼りするようなイメージですね。

 

でも気を付けなければいけないのは、実際に手を動かさないと、記述式のテストになると正確に再現することができずに書けない、ということは起こります。 記憶というのは基本的に曖昧でテキトーなものですから、 カットアンドペーストを基本としたとしても手を動かして文字を書くということは必要になるでしょう。あるいはマークシート式のテストだったとしても途中の計算でエラーしやすいなどということはあるでしょう。 まずは書くのは基本ですね。

 

中学生までの勉強は基礎のレベルですから、野球でいうところのキャッチボールみたいな段階なわけです。 正確に投げて正確にキャッチすること、そこに客観性があること が、基礎のレベルでは最も大事ですから、 基礎的な訓練としては、サブノートを時間と労力をかけて作るというのは能率効率は今ひとつ良くないかもしれませんが必要なステップかもしれません。

 

正確に投げて正確にキャッチすること、そこに客観性があること、 書いた文字が正確に他人に伝わること、 そういう本当に基礎的な段階をクリアした後は、 時間と労力の短縮のために文字情報を音声情報にしてスピードアップするとか速読の訓練をすると言った上級編の勉強も必要になってくるでしょう。

 

要するにその人の状況に応じて勉強のやり方は変わるということで、小学生や中学生の段階ではほぼ全員が基礎的なレベルですから、能率や効率が悪いように見える勉強もしなければ、テストで結果が出せないという最も能率や効率が悪い結果になってしまうでしょう。 例えば太い文字で書いてあることだけを勉強するとかあるいはテストに出そうなところだけを勉強すると言ったような、能率が良いとか効率が良いとかそういったことだけを追求しすぎると、結果的に七十点ぐらいの点数までしか取れないと言ったように効率が最低の結果になるのですね。

 

平均点前後ぐらいの点数が取れさえすればいいと言うのであれば全体的に適当な勉強をしていても平均点前後ぐらいの適当な点数を取ることはそんなに難しくありませんが、 学年トップレベルの点数が取りたいと言ったように100点を目指すような勉強をするというのであれば、能率が良いとか効率が良いとかいうことだけを重視していたのでは実現するのは難しいということになるでしょう。

 

サブノートを作るような勉強というのは、悩んだり考え込んだり調べたり、要するに能率も効率も悪いステップを必要としますが、悩んだり考え込んだり調べたりすること自体が実は勉強の本体だったりします。 つまりできるだけ楽をしてできるだけ簡単にできるだけ早く結果を求めるというのとは正反対の事なのですね。

 

ということは何事もそうですけれども0か100かということではなくて比率の問題とか程度の問題なのであって、サブノートを作るような非効率的なこともある程度は必要だということですね。

 

ほぼ全員の小学生や中学生のような基礎の段階、つまりキャッチボールのような段階では、そういったような非効率的な勉強も本当は大事なのだということを学ぶことが大切なんじゃないかと思います。

 

そういう非効率的な勉強ができるという前提の上で、もっと効率的な勉強スタイルも生きてくる、というのが本当であって、いきなり効率的な勉強を求めようとするから最も非効率的な結果になるのだと思います。

 

早い話が、手抜き勉強は手抜きなりの結果にしかなりえないということですね。

 

基礎的な段階を飛ばして省略して、いきなり応用的な段階に行こうとしても、それは無理だということですね。

 

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