ひたちなか市の学習塾・進学塾・個別指導塾 受験予備校常勝の吉村仁です。
中学校の数学で、中1の比例・反比例、中2の一次関数、中3の二次関数は、数学という教科が得意になれるかニガテかの、分岐点になるほど、重要ですね。
長年、中学生を見ていて、関数が苦手な人には共通点があることが分かっています。
それは、関数の基本的な考え方が、分かっていないということです。
どういうことか?というと、
小学校の算数から数学になって、計算ができれば数学はできる、という思い込みが強い、ということです。
方程式まではやり方を覚えればとりあえずは通用するのですが、比例・反比例になると、計算だけでは通用しなくなるのです。
つまり、新しい考え方を取り入れなければダメなのだ、ということに、気付いていないということです。
関数は、言ってみれば、外国語なのです。
数学の問題文は日本語で書かれていますが、数式というのは、世界共通語です。
ですから、文章題が難しいのは、日本語を世界共通語に翻訳する難しさなのですね。
そして、関数を難しいと感じている人は、さらにグラフという、第二外国語が登場したということに、気付いていない。
言ってみれば、ドイツ語なわけです。
日本語と、数式という、英語みたいな世界共通語と、さらにグラフという、第二外国語と、言ってみれば三か国語を自由自在に翻訳する、それが関数なのです。
三つの言葉を、自由自在に翻訳して、使いこなせるようになること。これが、関数なのです。
というわけで、関数が得意になるには、全方位の翻訳ができるようになること。
それが、大事なのです。