ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。
理想の勉強法があるとするならば、それはどういうものなのかと言うと、それは
教科書丸暗記
だと思います。
例えば英語の一年分の教科書の、本文から細かい説明に至るまで、まるで写真を撮ったみたいに記憶している状態。
そんなことが、もし可能ならば、それは理想形だと思います。
そんなのありえないでしょ!と思うかもわかりませんが、実はそういう状況の人は、いるのです。
暗記という言葉を使うと、まるで円周率とか年号の暗記みたいな風に思う人がいるかもしれませんけれども、完璧に覚えている状況を暗記という言葉で表現しただけであって、意味不明の言葉を記憶するというのは、ほとんど不可能です。
というよりも、目から入った情報や耳から入った情報を全て記憶してしまうという人がいるようですが、 それは実は脳の病気であって、目や耳から入った情報を覚えたり忘れたりするからこそ、正常なのですね。
要するに、忘れるから正常でいられるということですよね。
なんでもかんでも記憶していたら、脳みそが爆発してしまいます。
実際に目や耳から入った情報を全て記憶してしまうという脳の病気の人がいて、そういう人は、 生まれつき脳に障害を持っているということなので、子供のうちに精神障害になってしまうらしいのです。
ということは、そういう、なんでもかんでも記憶してしまう人というのは一種のキチガイですから、そんな人は普通の学校には、いないのです。
普通の学校に通っている正常な人は、忘れるからこそ正常でいられるということになるわけで、 なんでもかんでも意味不明なことを暗記できるというのは、ちょっとおかしいわけです。
ということは、頭が正常な人で教科書丸暗記みたいな状況の人は、 意味不明な暗記をしているわけではない、ということですね。
結局、理屈も分かっていて、説明もできる状態になっているから、完璧に記憶できている、そういうことですね。
書かれていることについて、知ってることが少なすぎるから記憶に残らないわけで、書かれていることについて知っていることが多ければ多いほど、その記憶は強力になっていくんですね。
以前、ある専門家の人が言ってましたけれども、その人はある本を100回以上読んだそうです。
要するに、一字一句のレベルまで突き詰めて、 徹底的に読み込んで、著者と同じような状況になるまで読んだということなんですね。
そこまで読み込めば、その本を書いた著者に近いレベルの専門家になってしまう。
教科書丸暗記というのは、そういう状況だと思います。
というわけで、理想の勉強法は、教科書丸暗記だ、ということになりますね。
受験予備校常勝は、それを目指しています。