ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾 受験予備校常勝の塾長の吉村です。
中野信子先生という人がいます。
この人は 一度聞いたり一度見たりしたことを忘れない脳みその持ち主だというのです。
忘れないわけですから、勉強をそんなに頑張る必要がありません。
覚えていたことを思い出すだけで、テストはいつも100点を取れたというのです。
東大のトップ5%ぐらいの人は、昔から、宇宙人のような脳みその持ち主だと言われています。
例えば中野信子先生のように、 全く努力しなくても 自動的に 授業のすべてを記憶してしまうというのです。
教科書の隅から隅まで全部記憶してしまう、そういう頭の人がいるのです。
でも残念ながら、そういう頭の人はほとんどいません。
ほとんどの人は、一晩寝たら忘れる。
いやそれどころか、5分も経ったらもう忘れてしまったりします。
忘れるだけではありません。
計算にしても文字を書くときにしても、ミスをするしエラーもする。
まぁ酷いものです。
でもそれが、ほとんどの人の共通点。
凡人だということなのです。
幼児の頃は、誰でも 文字や算数を覚えることが楽しいのです。
でもそれがだんだん嫌いになっていきます。
その理由の一つが、例えば親や学校の先生などから
「 何でそんなのが覚えられないの」
「何でそんな間違いをするの」
といったように攻撃されることです。
それで勉強そのものが、だんだん嫌になっていくのです。
でもほとんどの人の頭は、忘れるからこそ正常を保てるようにできています。
それに、ミスやエラーをするのは、当たり前の話です。
それがほとんどの人、つまり、中野信子先生みたいな脳みそを持っていない「凡人」の共通点なのです。
親も学校の先生も、周囲の人が全員
「今すぐに覚えろ」と強制する。
「今すぐに正解させろ」と言う。
でもそんな器用なことは、東大のトップ5パーセントの宇宙人みたいな人以外には、できません。
だから、 勉強が苦痛で苦痛で仕方なくなっていくのです。
「今すぐに記憶しろ」
「明日までに覚えなければならない」
「覚えたことを全部正解させろ」
・・・そんなことは、凡人にとっては無理なのです。
その無理なことを強制させられるので、だんだん勉強が大嫌いになっていくわけです。
覚えよう覚えよう、正解しょう正解しょうと無理するから、ひたすら苦しいだけなのです。
苦しいことは誰だって嫌です。
だからいつも苦しいことばっかりやっている、 勉強などというものが大嫌いになるのは、実は当たり前です。
今すぐに覚えよう、今すぐに正解しよう、ということを止めればいいのです。
そうではなくて、 覚えてしまうまでやればいい。
正解できるようになるまで、やればいい。
という風に、頭を切り替えればいいのです。
残念ながら宇宙人みたいな脳みそを持っていないので、割り切るしかないのです。
でも、幸いにして、人間写真機とか人間コピーマシンみたいな脳みその持ち主は、東大のトップ程度の人口しかいません。
つまり、超有名大学の合格者であっても、凡人の脳みそなのに努力で合格した人が多いのです。
秀才というのは、そういう努力の人ですね。
脳みそを取り換えることはできないけれども、努力によって磨きをかけることはできます。
そのお手伝いをしています。