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考え方

ウワッツラ

ひたちなか市の進学塾・学習塾

受験予備校常勝の塾長の吉村です。

 

 

戦前

あるいは戦争前後の世代は

それこそ、

命がけで勉強し

働いた。

 

日本中が貧しかったせいもある。

 

そのハングリーさが、

今の豊かな日本を作った。

 

一人二人のレベルでなく、

国内の全ての人が、

その人なりに全員が

頑張り続けた成果が

今の世界一豊かな日本を作ったのだと思う。

 

その基礎になったものは、

戦後の教育ではなくて、

戦前の教育だったのだと思う。

 

学校教育などというちっぽけなものではなくて、

明治維新以降、

あるいは江戸時代以前から続く、

日本古来の価値観が

その原動力だったんじゃないかと思う。

 

何事もそうだが、

100%いいことずくめ、

などという絵空事はなく、

もちろん、

欠点は多々あったと思うが、

 

今は高齢者になってしまった世代と

その親の世代の

スピリッツとか思想とか価値観とか

そういうものが

今の現実を作った、

ということは、

紛れもない事実だと思う。

 

戦後の第一次第二次ベビーブームで

人口が急増したからだ、

という乱暴な評価もあるとは思うが、

それならば日本の何倍も人口が多い国は

みんなそうなのか?といえば、

そうとは言えない、

ということで、

人口の増加も要因の一つではあっても、

根底は、

頭の中、考え方、そういったもの

だったと思う。

 

バブル崩壊以降、

一気に自信を失ってしまったように見えるが、

それでも、

長年培ってきた、積み上げてきたものは、

間違いなく、

今の源になっている。

 

勤勉さ

滅私奉公

精進

堅忍力行

至誠一貫 など

そういう価値観や考え方は、

日本の基礎だと思う。

 

それが失われると、

現実が変わる、

つまり、貧しさに逆戻りになるだろう。

 

外人はみんな遊んでいるけど

豊かに見えるよね?

というウワッツラの議論もあるが、

ヨーロッパは数百年にわたって

地球全体から収奪を続けた歴史があるので、

蓄積が半端ではない。

いや、過去形ではなく、

その延長線上にあるアメリカは、

軍事力と経済力を基礎として、

白人世界の優位性を維持している。

 

日本とは、

背景も歴史も違うのだ。

 

ウワッツラだけ

アメリカやヨーロッパの猿まねをしても、

無理がある。

 

和魂洋才

つまり、アイデンティティは維持したままに、

採用できるものはどんどん採用する、

取り入れる、

という考え方は、

幕末以降、ずっと基礎になっていたはずだ。

 

それこそが、

明治維新以降、

戦後もずっと、

豊かさを作ってきたのだと思う。

 

GHQの占領下でも、

それ以前から生きてきた人によって、

維持されてきたからこそ、

今の豊かさがあるのだ。

 

そのことを、

戦後の学校教育を受けてきた世代すべてが、

再認識するべきだと思う。

 

戦後の学校教育を受けてきた世代が

今に至る豊かさを作ったわけではない、

ということだ。

 

戦後の学校教育は、

中学生だった塾長が当時、

感覚的に

何かがオカシイ、

何かヘンだ、

と違和感を感じたものだが、

大人になってから、

その違和感の正体が

「戦後の政策」によるもので、

簡単にいえば、違和感とは

昭和20年以前の否定と

アイデンティティの否定だった、

ということだ。

 

細かく言えば色々あるが、

10代だった私は、

超優等生の演技を続けていたけれども、

自分が受けている教育に

強烈な違和感を感じていた。

その感覚は、

正しかったのだ、

と、ずっと後になってから知ることになった。

 

まあ、

不良になってもおかしくないような家庭環境だったし、

もともとそういうメンタリティだった、

ということもあるのだろうが、

自分の親とか先祖とか、

そういう過去を全否定するなんて、

やっぱりオカシイのだ。

 

反省するべきは反省し、

そうでないものは反省する必要がない。

そんなことは、当たり前で、

幼稚園児でも分かる理屈だ。

 

親や先祖を全否定なんて、

絶対に間違っている。

 

反省するべきは反省し、

反省するべきでないことは維持する。

当然のことだ。

 

なんでもかんでも否定!

などというのは、

思考停止というやつだ。

 

そういうことの一例としては、

 

昔の教員は暴力的だったが、

それが完全否定され、

暴力的な教育はダメだ、

という、現在の状況につながったのは

なるほど、正論に思えるが、

冷静に世間や世界を見回すと、

国内も国際社会も 良い悪いは別として、現実的に

軍事力にせよ警察力にせよ政治にせよ権力にせよ経済活動にせよ

結局のところは根底では暴力が支配している、

というのは本質で、

その現実は無視して なんでもかんでも暴力否定

などというものは、

詭弁か思考停止の

いずれかだと思う。

 

この暴力は仕方がないけど

この暴力はダメだよな、

という仕分けの問題のはずだ。

 

まあ、学校の中も外も

ウワッツラばっかりだ。

 

根本的に、どうなのか。

本質的に、どうなのか。

根源は、どうなのか。

良心に照らして、どうなのか。

比較衡量して、どうなのか。

社会全体で、どうなのか。

世界全体で、どうなのか。

 

まあ、そんなことを考えるためにも

材料や経験がなければ料理ができないのだから、

まずは、

継続的な勉強が必要だと思う。

 

 

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