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益子焼の話

ひたちなか市の学習塾・個別指導塾・進学塾

受験予備校常勝の塾長の吉村仁です。

 

茨城県に、

笠間焼というのがあります。

 

山の反対側には、

栃木県の益子焼が、

あります。

 

どちらも素朴な民芸品の器、

どんぶりとか壷なんかをルーツとして

美術品にまでなった、

なんとも魅力的な焼き物です。

 

ルーツが日常的に使う器なので、

その範囲が、

とても広い。

 

同じサイズの器でも、

50円から50万円、

あるいはそれ以上まで、

1万倍以上の価格差があります。

 

その全部が、

同じ益子焼。

 

さて、

ここで質問ですが、

1万倍もの価格差は

なぜついたのでしょうか?

 

原料の中に

ダイヤモンドとか

レアメタルが

練りこんであるから?

 

・・・そんなこと、

無いと思います。

 

安いのは使えなくて

高いのは使いやすい?

 

・・・そんなことも、

無いでしょうね。

 

安いほうが

使いやすかったりします。

 

じゃあ、

1万倍もの価格差は

なぜついたのでしょうか?

 

答えは、

 

型枠に粘土を詰め込んだだけの

ハリボテみたいな器なのに対して、

 

その1万倍もの「作品」は、

人間国宝の作品だから。

 

その「作品」は

美術品なので、

極端な価格差になる、

というのは あると思いますが、

 

それにしても、

人間国宝だから、

というのでは、

答えになっているような

なっていないような

微妙な感じです。

 

ということで、

 

その極端な価格差のルーツ

根源は、

いったい、何なのか?

というと

 

製作にかけた時間の長さとか

その技術を習得するのにかかった時間の長さとか

こだわりの徹底さとか

研究の深さの違いとか

情熱の度合いとか

感性の鋭さとか

そういったものの集積が

 

価格差の根源にあるのではないか

と、思います。

 

 

原料の違いではなくて、

執念の違い。

 

 

勉強の成果にも

同じようなことが

言えるのではないか

と、思います。

 

 

 

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